店頭看板の事例(居酒屋店の肉刺し盛り) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『肉刺し盛り』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋店さんが、『肉刺し盛り』をおすすめしている店頭看板です。

 

『てんちょー』のイラストで、可愛いく紹介しています。

 

2012年の『生肉メニューの食中毒』が起こって、『馬肉』以外の生肉メニューが出せません。

 

しかし、『生肉メニュー』の人気は、今でも根強いです。

 

そこで、『生肉に近い状態』で提供しようとしています。

 

この辺りをちょっと付け加えてみたいです。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>肉刺し盛り 税込 1078円

>『店名』といえばコレ!

>オーダー率90%以上!

>低温でじっくり火入れした、牛タンや牛レバーは、まるでレア食感!

>知覧どりタタキと馬刺しもついた大満足な一品!

 

 

 

→まずは、おすすめしたい相手に呼び掛けます。

 

→例えば、『牛タンや牛レバーの肉刺しが食べたいあなたに』

 

→それが食べれることを伝えます。

 

→例えば、『当店の低温調理なら、安心、安全に食べられますよ!』

 

→この後、『低温調理とは・・・』を説明して、『肉刺し盛り』につなげます。

 

→そして最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店の肉刺し盛り)

牛タンや牛レバーの肉刺しが食べた
いあなたに

当店の低温調理なら、安心、安全に
食べられますよ!

低温調理とは、ローストビーフにも
使われる調理法で、加熱温度や加熱
時間をベストに調整し、じっくり火
入れするやり方です。
そのため、口の中でとろけるレアの
ような食感が味わえます。

それが『肉刺し盛り』¥1078込
牛タンや牛レバーだででなく、知覧
どりタタキや馬刺しと贅沢な盛り合
わせです。
オーダー率はなんと90%以上!

地酒と一緒にお召し上がり下さい!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『肉刺しは食べたいけど、ちょっと心配』と思うお客さんに、安心、安全に食べられることを伝えるのが今回のポイントです。

 

→そのために、例えば、『低温調理のやり方』を伝えます。

 

→ここが理解できると、納得しやすくなるのです。

 

→そして、急に食べたくなります。

 

→なぜなら、お酒が好きな人ほど、なかなか食べられないメニューは、食べたくなるからです。

 

→そうなると、『オーダー率90%以上』は、とても刺激的な言葉になるでしょう。

 

→最後には、『お酒と一緒に・・・』と行動を促すと効果的です。

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則