店頭看板の事例(ピッツァ専門店の薪窯ピッツァ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

ピッツァ専門店さんの『薪窯ピッツァ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

ピッツァ専門店さんが、『薪窯ピッツァ』をおすすめしている店頭看板です。

 

『薪窯でピッツァを焼いている写真』がよく目立っています。

 

できれば、この写真の説明文を付け加えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>薪窯ピッツァ

>パスタランチもございます。

>(写真)

 

 

 

→写真の説明文を書くには、まず『写真』を載せて、問い掛けましょう。

 

→例えば、『なぜ薪窯でピッツァを焼いているのか?』

 

→そして、『その理由は・・・』

 

→この後、説明文を書いて行きます。

 

→・『どんな特徴があるからなのか?』

 

→・『そのため、何が良いのか?』

 

→・『焼いている様子はどうなのか?』など

 

→最後は、行動の促しを行います。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(ピッツァ専門店の薪窯ピッツァ)

(薪窯でピッツァを焼く写真)
◆なぜ薪窯でピッツァを焼いている
のか?

◆その理由は・・・
美しいカーブのドーム型の薪窯は、
良質の耐熱レンガでできており、4
00度以上の高温でバランス良く焼
き上げることができるからです。

そのため、表面はカリカリ、中はモ
チモチの食感になり、本来の旨味が
引き出せます。

パチパチと音を立て、ゆらゆらとゆ
らめくオレンジ色の炎で、一枚一枚
丁寧に焼くピッツァは、今まで食べ
ていたピザと全く違うはずです。

ぜひ、お試し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『写真で、商品の特徴』をお知らせするのでなく、『写真と説明文で、その商品を食べたい』と思わせることが今回のポイントです。

 

→確かに、『写真』はインパクトがあります。

 

→しかし、『写真』だけでは感覚的に分かるだけなので、記憶に残りにくいのです。

 

→記憶に残りにくいものは、なかなか食べたいとはなりません。

 

→『写真』を見ながら、『説明文』を読むことで、『なるほど、どうだったのか!』と納得すると、『一度食べてみたい』となるのです。

 

→もちろん、『説明文』にも、感覚的な言葉を入れます。

 

→それが、『カリカリ、もちもち』や『パチパチ、ゆらゆら』です。

 

→折角、良い写真があるのですから、それがより分かる説明文で後押ししてあげて下さいね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則