店頭看板の事例(ホームセンターの家庭菜園) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

ホームセンターさんの『家庭菜園』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

ホームセンターさんが、『家庭菜園』の苗の入荷予定日をお知らせしている店頭看板です。

 

これらの苗の入荷日の情報があると、予定を立てやすいと思います。

 

できれば、『これらの苗が買いたくなる情報』が欲しいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>入荷予定日のご案内

>3/16(水)ナス・ピーマン・ミニトマト

>桃太郎トマト・キュウリ・トウモロコシ

>万願寺トウガラシ・スイートバジル

>イソトマ・リナリア・マリーゴールド

>3/19(土)姫スイレン・スイレン

>葉サンショウ・大ネギ苗・榊

>ミリオンベル・季節の花束

>大身生姜・土重里芋・石川早生

>3/23(水)ミニトマトアイコ・アイコイエロー

>3/26(土)カーペットかすみ草・純あま

>こいあじトマト

 

 

 

→『入荷予定日のご案内』を見ると、『野菜の苗』、『花の苗』、『木の苗』を混ぜてお知らせしています。

 

→『入荷日の情報』をお知らせするだけなら、これでいいのかもしれませんね。

 

→しかし、『これらの苗を買いたくなる情報』となると、もう少し別の伝え方をした方がいいと思います。

 

→なので、もう一枚別の看板に、『買いたくなる情報』を付け加えたいですね。

 

→まずは、『野菜の苗』、『花の苗』、『木の苗』の中から、1つを選びます。

 

→なぜなら、それぞれで、それらを始めるきっかけが違うからです。

 

→今回は、『野菜の苗』を選びます。

 

→そして、まず、『家庭菜園で野菜を育てられる方が増えていること』から始めるといいでしょう。

 

→そして、『その理由』や『家庭菜園で育てる野菜のベスト5』を伝えて、『簡単な育て方』と行動の促しを行います。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(ホームセンターの家庭菜園)

コロナ禍により在宅時間が増えてい
るため、家庭菜園で野菜を育てられ
る方が増えています。

野菜を育てる理由は、
◆趣味として楽しむため
◆新鮮な野菜を食べるため
◆家計の節約に役立つため

家庭菜園で育てる野菜ベスト5
1位 トマト
2位 きゅうり
3位 なす
4位 ハーブ類
5位 ピーマン

初心者の方でも、プランターに野菜
用培養土を使えば、簡単に育て分け
られますよ!
育て方で分からないことがあれば、
お気軽にご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『入荷予定日のご案内』に、『それが買いたくなる情報』を付け加えることが今回のポイントです。

 

→お客さんが買いたくならなければ、いくら入荷予定日を案内しても、興味を持ってもらえません。

 

→もちろん、『すでに買いたい』と思っていて、入荷予定日を心待ちしているお客さんは、新しい看板がなくても買ってもらえます。

 

→しかし、そうでないお客さんは、全く見向きもされないのです。

 

→『家庭菜園』は、意外と多くのお客さんが、興味を持っています。

 

→問題は、『始めるきっかけ』がないのです。

 

→なので、『始めるきっかけ』を作ってあげる必要があります。

 

→そんなきっかけとなる看板を作ればいいのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則