こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
郵便局さんの『教育資金』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
郵便局さんが、『教育資金』の計画をおすすめしている店頭看板です。
『お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん』に向けて呼び掛けて、『教育資金は準備できていますか?』と問い掛けているところがとてもいいと思います。
できればもう少し情報を付け加えたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>教育資金は計画的に!
>お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん
>お子さま、お孫さまの教育資金は準備できていますか?
>不安なことが少しでもございましたら、窓口でお聞かせください!
>みなさまのライフプランも郵便局ががっちりサポートします!
→問い掛けからスタートした後は、実際の数字を示して、リアル感を出しましょう。
→例えば、『お子さんが生まれると、教育資金のことが心配になりませんか?』
→『実は、今、大学にかかる費用だけで1人当たり500万円~700万円かかると言われています』
→この後、早めの準備をおすすめするのです。
→そして、『いつが貯蓄のチャンスなのか?』を伝えます。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(郵便局の教育資金)
ことが心配になりませんか?
実は、今、大学にかかる費用だけで
1人当たり500万円~700万円
かかると言われています。
教育資金は、全てを貯蓄でまかなう
必要はありません。しかし、お子さ
んの将来のために、できれば早めの
準備をおすすめします。
特に、乳児期から小学校の間の10
年間は、比較的お金がかからないの
で、貯蓄のチャンスです。
『早く準備してよかった』となるよ
うに、不安なことが少しでもありま
したら窓口までお声掛け下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→呼び掛けと問い掛けだけでなく、リアル感を出して、お客さんにイメージしてもらうことが今回のポイントです。
→そのためには、現実の数字や一番のタイミングを伝えてあげるといいでしょう。
→このことで、未来にリアル感が出て、『何が今必要なのか?』がハッキリするのです。
→そうすると、急に興味を持ち始めます。
→しかし、そう思うと不安なことが出て来るのです。
→だから、そんな不安が解消できる窓口を設ければ、行動してもらえます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則