こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
薬局店さんの『ハンドクリーム』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
薬局店さんが、『ハンドクリーム』をおすすめしている店頭看板です。
ただおすすめするだけでなく、『無料のハンドケア講習会』もお知らせしています。
このように、今は、『商品を売った後』の使い方まで伝える必要があるのです。
では、『商品を売る前』には、何を伝えればいいのでしょうか?
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>手荒れの季節です。
>正しいハンドクリームの塗り方を
>お1人ずつ無料でお教えします。
>ハンドケア講習会 開催
>『商品名』を使用します。
>高保湿でしっとりするけど
>ベタつかない
>ローズ、ユズ、ラベンダー、サクラ
>無香料
>1つ50g ¥620
→商品を売る前に伝えておきたいことは、『季節の変化で、どんな症状が現れる人なのか?』を伝えることです。
→例えば、『冬になると、ひび割れ、あかぎれ、しもやけなどの手荒れがヒドイあなたに』
→これを伝えることで、『自分事』になるのです。
→そうすると、これから伝えることに、『聞く姿勢』ができます。
→これがとても大切です。
→この後、商品につなげます。
→最後は、お客さんが行動しやすいようにしてあげましょう。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(薬局店のハンドクリーム)
れ、しもやけなどの手荒れがヒドイ
あなたに
できれば、つるつるスベスベのキレ
イな手でいたいと思ったことありま
せんか?
手荒れの原因は、空気の乾燥や水仕
事だけでなく、今はアルコール消毒
などで皮脂が失われて起こります。
そんな時は、ハンドクリームでこま
めな保湿をしてあげましょう。
◆おすすめのハンドクリーム
『商品名』1つ50g ¥620
・高保湿でしっとり、ベタつかない
只今『商品名』を使ったハンドケア
講習会を無料開催!
お1人ずつに正しいハンドクリーム
の塗り方をお教えします。
ご希望の方は、こちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→商品を売ることだけでなく、『売った後の使い方』や『売る前に伝えること』が今回のポイントです。
→『売る前に伝えること』とは、『季節の変化で、どんな症状が現れるのか?』と『なぜ、そのようになるのか?』、『そんな時、どうすればいいのか?』などを伝えます。
→こうすることで、『商品をお知らせする内容』が、『自分の悩み事を解消してくれる情報』になるのです。
→このように伝えると、お客さんはだんだん関心を示すようになります。
→そうしたら、最後に行動を促して、解消してもらいましょう。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則