こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
格闘技エクササイズさんの『体験レッスン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
格闘技エクササイズさんが、『体験レッスン』をおすすめしている店頭看板です。
『商品名、体験受付中』とシンプルにお知らせしています。
できれば、もう少しお客さんに寄り添ったメッセージで伝えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>『商品名』
>体験受付中
>¥1100
>階段下 B1へ
>LINE又はお電話
>お気軽にご連絡ください
>『電話番号』
→お客さんに寄り添うには、まず『現状のお客さん』に呼び掛けましょう。
→例えば、『おうち時間が長くなり、運動不足でお腹や脚まわりのお肉が気になり始めているあなたに』
→この後、『その現状は分かっていても、なかなかできないこと』に共感してあげます。
→例えば、『でも運動が苦手で、エクササイズなどはできそうにないと、あきらめていませんか?』
→このように共感してから、商品につなげていきます。
→商品の説明をした上で、最後は行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(格闘技エクササイズの体験レッスン)
お腹や脚まわりのお肉が気になり始
めているあなたに
でも運動が苦手で、エクササイズな
どはできそうにないと、あきらめて
いませんか?
そんな時は、『商品名』ならリズム
音楽に合わせて、単純動作を繰り返
すことで無理なくできます。
最初は見よう見まねから始めて、み
んなと一緒に汗を流すだけでも、と
ても楽しいですよ!
まずは、体験レッスンを!
1回 ¥1100
いい汗を流したいな~と思ったら、
こちらまでご連絡下さいね!
『店名』『電話番号』『LINE』
【今回のポイント】
→商品中心のお知らせでなく、お客さんに寄り添うメッセージにすることが今回のポイントです。
→メッセージにすると、お客さんが自分事として捉えてくれるので、関心を持ちやすくなります。
→そうすると、『現状のままでは、よくないな~』と思い出すのです。
→そう思ったお客さんの気が変わる前に、『体験レッスン』に申し込んでもらいましょう。
→店頭看板では、決断までは促せませんが、行動までなら促せます。
→行動とは、『電話を掛けてもらうこと』、『LINEの画面を見てもらうこと』です。
→後は、『どのような流れを作れば、行動までつなげられるのか?』を試行錯誤して行きます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則