こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
整骨院さんの『歩行機能の改善』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
整骨院さんが、『歩行機能の改善』をおすすめしている店頭看板です。
最近、『ロコモティブシンドローム』という『歩行機能が低下した状態』の人が多くなっています。
『歩行機能』が低下してくると、『健康寿命』が縮まる可能性があるので、とても危険です。
そんな大切な『歩行機能の改善』について、もうちょっとだけ伝えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>足爪、姿勢、歩き方
>腰痛、膝痛で
>お悩みの方
>いつまでも自分の足で
>歩きたい方
>ご相談下さい!
>『店名』
>『電話番号』
→まず、『誰に、おすすめしたいのか?』からハッキリしたいと思います。
→例えば、『ラクだから、エレベーターや自動車についつい乗ってしまうあなたに』
→このように呼び掛けることで、メッセージを届けたい相手がハッキリするでしょう。
→そんな方に、共感しながら『問題』を投げ掛けます。
→例えば、『歩くことが、どんどん億劫になっていませんか?』
→ところが、『実は・・・』、問題を解消しないと、こんな危険性があると、気付かせるのです。
→問題を解消するためには、『こんなことが必要です』とつなげます。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(整骨院の歩行機能の改善)
についつい乗ってしまうあなたに
歩くことが、どんどん億劫になって
いませんか?
実は、歩かないことで、『健康寿命
を縮めてしまう危険性』があるんで
すよ!
しかし、歩き続けるためには、足の
状態や歩く姿勢、痛みなどをしっか
りケアする必要があります。
家の中でつまずきかけたり、片足立
ちで靴下が履きにくくなったりした
ら、一度ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『症状』で呼び掛けるのでなく、『現状』で呼び掛けることが今回のポイントです。
→こうすることで、『誰に、おすすめしたいのか?』がハッキリします。
→『誰に』がハッキリすると、メッセージを絞り込むことができるのです。
→ポイントは、『誰に』でなく、『メッセージを』絞り込むところになります。
→そうすると、イメージしやすくなるので、自分事になる人が出て来るのです。
→そんな人の行動を促すと、一定数が行動してもらえます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則