こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
整骨院さんの『美容鍼』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
整骨院さんが、『美容鍼』をおすすめしている店頭看板です。
色々な症状に、『美容鍼』が良いことを伝えています。
しかし、できれば1つの症状に絞って伝える方がいいでしょう。
なぜなら、その方が、その症状で困っているお客さんに届きやすいからです。
今回は、『マスクによる肌荒れ』で考えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>大人気
>美容鍼はじめませんか?
>・マスクによる肌荒れ
>・たるみやくすみ
>・顔のむくみや目の疲れ
>初回 ¥2040
>無料アプリからもご予約できます!
>『電話番号』
>『店名』
→まず、『マスクによる肌荒れ』で困っているお客さんに、ハッキリと投げ掛けます。
→例えば、『マスクを長時間つけることが、当たり前になっているあなたに』
→例えば、『マスクによる肌荒れで、困っていませんか?』
→このように投げ掛けると、『あっ、私のことだ!』と思ってもらえます。
→そうすると、この後も読んでもらえるのです。
→この後は、『実は・・・』と、『なぜマスクで肌荒れを起こすのか?』の原因を伝えます。
→その上で、それを解消できる『美容鍼』につなげるのです。
→最後は、行動の促しになります。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(整骨院の美容鍼)
り前になっているあなたに
マスクによる肌荒れで、困っていま
せんか?
実は、マスクの着脱による温度差や
湿度差で、お肌が乾燥して肌荒れが
起こるんです。それがマスクとの摩
擦で角質層がはがれた所で起こると
さらにひどくなります。
肌は通常28日間で生まれ変わりま
すが、ダメージが繰り返されるとな
かなか元には戻りません。
そんな時は、美容鍼。細胞にわずか
な刺激を与えて、自然治癒力を高め
て、肌トラブルの改善を促します。
お化粧を落とさずに受けられますの
で、最近、肌荒れがヒドイな~と感
じたら、一度ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『美容鍼はじめませんか?』と商品中心ではなく、『マスクによる肌荒れで困っ入ませんか?』とお客さん中心で投げ掛けることが今回のポイントです。
→こうすることで、他人事から自分事になります。
→情報社会の今は、自分事以外は、ほぼ関心を示しません。
→このことは十分意識しておかないと、反応がどんどん悪くなるでしょう。
→もちろん、今回のように長々書くことが良いとは限りませんが、それでも、自分事になると意外と読んでもらえるのです。
→なので、まずは、どのように投げ掛けると、『お客さんは自分事と感じてもらえるのか?』から考えてみて下さいね。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則