こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
アロマハーブ店さんの『嗅覚トレーニング』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
アロマハーブ専門店さんが、『嗅覚トレーニング』をおすすめしている店頭看板です。
イラストがとても目立っています。
シンプルに言いたいことだけ伝えていますが、もう少し付け加えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>流行ってます
>嗅覚トレーニング
>4種の香りを朝晩
>10秒2回
→まず、『なぜ流行っているのか?』、背景を伝えます。
→例えば、『今、コロナ禍で嗅覚異常が注目されています』
→さらに、『しかし、厄介なことに嗅覚の変化は、なかなか気付きません』
→そして、『原因は、これは〇〇の臭いと意識する習慣がないからです』
→このように背景を伝えてから、『嗅覚トレーニング』につなげます。
→トレーニングの簡単な説明をしてから、コロナ以外での効果も伝えるといいですね。
→最後は、行動の促しも忘れずに!
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(アロマハーブ専門店の嗅覚トレーニング)
ています。しかし厄介なことに嗅覚
の変化は、なかなか気付きません。
原因は、『これは〇〇の臭い』と意
識する習慣がないからです。
そんな訳で流行っているのが、嗅覚
トレーニング!
4種類の特色の異なる香りを、朝晩
2回、10秒ずつ嗅ぐことで嗅覚を
刺激して異常を早期に見つけやすく
するのです。
コロナ以外でも、嗅覚はガス漏れ、
煙の臭い、食べ物の腐敗など生活リ
スクを軽減させます。
嗅覚、大丈夫かな~と思ったら、ぜ
ひお試し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『流行っています』だけでなく、『なぜ流行っているのか?』その背景を伝えることが今回のポイントです。
→背景を伝えることで、必要性がイメージしやすくなります。
→イメージしてもらってから、商品につなげる方が、自分事になりやすいです。
→今、お客さんは、自分事でないことには全く興味を示しません。
→だから、具体的にイメージできるような配慮が必要なのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
次回のブログ記事は、8月16日になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則