店頭看板の事例(雑貨店のガチャ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

雑貨店さんの『ガチャ』に関する気になるPOPの事例を紹介します。

 

『ガチャ』とは、下の箱に入ったおもちゃ入りのカプセルを、『ガチャ、ガチャ』とハンドルを回しながら取り出すものです。

 

 

この箱の周りに所せましと、POPが貼られています。

 

【現状のPOPの書き方】

 

 

【コメント】

 

これらのPOPをまとめて、『店頭看板を作るとしたら、どうなるのか?』

 

を考えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>・いつもありがとう!まわしてくれる、すべての人へ!心を込めて!

>・遊べるガチャ屋、どうも『店名』です!

>・アナタの一番、きっと見つかる、それくらいたくさんあります

>・ハズレ、1つも入れてません、ガチ

>・何かよく知らんけど、回してる事ありませんか?

>・回す喜び感じよう!あれ、なんか満たされる!

>・大丈夫、次、当たる!信じる心が引きよせる!

 

 

→このPOPの言葉で、ガチャに興味がある人に投げ掛けます。

 

→例えば、『ガチャを見ると、ふと回したくなりませんか?』とするのは、どうでしょうか?

 

→この後、その理由を伝えます。

 

→例えば、『それは、何が出るか分からない喜びを感じるからです』

 

→その上で、『ガチャの楽しみ』を説明します。

 

→最後は、感謝を伝えてもいいでしょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(雑貨店のガチャ)

ガチャを見ると、ふと回したくなり
ませんか?

それは、何が出るか分からない喜び
を感じるからです。

だから、ハズレは1つもありません。
何が出ても大丈夫です。

次は、必ずもっといいものが出ると
信じて回しましょう。

それだけで、なぜか満たされます。

回してくれる全ての人に、心を込め
てありがとうの気持ちを!
遊べるガチャ屋の『店名』より

 

 

 

【今回のポイント】

 

→POPでズバリの言葉を伝えることもいいですが、それをまとめて店頭看板でメッセージにして伝えることが今回のポイントです。

 

→POPは、『にぎわい感』を出ます。

 

→店頭看板は、『やりたい感』を後押しするのです。

 

→このように考えると、POPと店頭看板の両方を使うこともありでしょう。

 

→ガチャが好きな人は、感情と理性の両方から刺激されると、もう逃れられません。

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則