次回予約とは、お客さんのスケジュールの仮押さえ! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

次回予約が取れる業種のお店では、今、次回予約をとても重視しています。

 

理由は、お客さんの再来店を簡単に促すことができるからです。

 

次回予約とは、『お客さんのスケジュールの仮押さえ』と言えます。

 

『仮押さえ』なので、都合が悪くなれば、いつでも変えられるのです。

 

 

このように書くと、『何だ、それじゃキャンセルされたら、意味がない』と思う方も多くいます。

 

確かに、そう思うのは無理もありません。

 

しかし、実際は、意外とキャンセルされることは少ないと言えます。

 

なぜなら、キャンセルは簡単にできるのですが、キャンセル後の次の予約がなかなか取れないからです。

 

これが、結構面倒なので、なかなかキャンセルされません。

 

 

 

例えば、キャンセル後に次の予約を取る場合、

 

まず、『お客さんの都合の良い日時』を探すところから始めます。

 

次に、その日時をお店に連絡して、『お店の空いている日時』を確認するのです。

 

この時、できるだけ早い日時の予約を取ろうとするので、ほぼ取れません。

 

最初の日時が取れないと、『次の都合が良い日時を再度探して、お店が空いている日時と調整する』のです。

 

もしも、この日時の調整がかなり先になると、その間、現状のままでずっと過ごさなければいけなくなります。

 

だから、余程の緊急な要件がない限り、『仮押さえ』したスケジュールを守ろうとするのです。

 

 

 

もちろん、お客さんは、このお店の日時が合わなければ、違うお店を選ぶこともできます。

 

しかし、そんなお客さんとは、長いお付き合いにはならないので、それでもかまわないのです。

 

 

 

これらのことから、次回予約のポイントは、次の3つになります。

 

◆(1)『お客さんの都合の良い日時』

 

◆(2)『お店の空き日時』

 

◆(3)『今の良い状態が維持できる日数』

 

 

 

この3つのポイントによって、『スケジュールの仮押さえ』の日時を決めるとスムーズに行くことでしょう。

 

 

例えば、

 

まず、(3)の『今の良い状態が維持できる日数』を、お客さんの状況によって決めます。

 

次に、その日数ごろで、(2)の『お店の空き日時』を確認するのです。

 

その上で、(1)の『お客さんの都合の良い日時』を聞きます。

 

 

例えば、『この日のこの時間か、この日のこの時間だと、どちらが良いですか?』と声掛けするのです。

 

そして、『今の良い状態を維持するには、これくらいのご来店がいいですよ!』と念押しすれば、『じゃあ、この日時で!』となりやすいです。

 

 

『通常、予約が集中する日時があって、その日時から先に、仮押さえが埋まって行きます』

 

『だから、直前の予約ではなかなか取れませんが、今なら、予約できますよ!』と声掛けすれば、キャンセルされることも少なくなるのです。

 

 

 

このように、『お客さんのスケジュールを仮押さえ』してみて下さい。

 

これが上手く行くと、今月末の時点で、来月の売上げ予想ができるようになります。

 

そうすると、早め早めの手が打てるようになるのです。

 

 

もしも今、次回予約を積極的にやっていないとしたら、すぐに検討してみて下さいね!

 

 

 

次回のブログ記事は、7月26日(月)です。

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則