店頭看板の事例(アウトドア専門店の保冷剤) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

アウトドア専門店さんの『保冷剤』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

アウトドア専門店さんが、『保冷剤』をおすすめしている店頭看板です。

 

今、キャンプがブームと言われています。

 

自然の中で、『たき火』を焚いて美味しい料理を作るのは楽しいです。

 

しかし、真夏のキャンプでは、冷たい食べ物や飲み物が必要になります。

 

そんな時には、『保冷剤』がイチオシです。

 

この辺りを少し付け加えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>この夏 イチオシ!

>『保冷剤名』

>よく冷えます!

>キャンプや釣り、お買い物で

>大活躍!

>※凍った保冷剤もご用意しております!

 

 

→まず『保冷剤』が必要なシーンからスタートしたいですね。

 

→例えば、『暑い夏のキャンプには、冷たい食べ物や飲み物が沢山あればいいのにな~と思ったことはありませんか?』

 

→この後、『実は、〇〇ならそれができるんですよ!』とすると、興味を持ってもらえるのです。

 

→興味を持ってもらってから、その説明をします。

 

→それと、事前に準備しているメリットを伝えると、『それいいかも!』となりやすいので、行動が促されるでしょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(アウトドア専門店の保冷剤)

暑い夏のキャンプには、やっぱり冷
たい食べ物や飲み物が沢山あればい
いのにな~と思ったことはありませ
んか?

実は、この『保冷剤名』なら、それ
ができるんですよ!

ハードタイプのクーラーボックスに
氷点下16度にもなる強力な保冷力
で、アイスカップや冷凍食品までし
かり冷やすことができます。だから
キャンプや釣りだけでなく、アウト
ドアの色々なシーンに最適!

また常時、家庭の冷凍庫で準備して
いると、万一の停電や災害時でも食
材を傷めず安心です。

用途に合わせて各種選べますので、
ぜひ店内でご覧になって下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品のみのお知らせでなく、『どんなシーンで、役に立つのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→『こんなシーンで、いいのか』がイメージしやすいと、一気に自分事になります。

 

→そうすると、『どんな商品なのか?』が気になりだすのです。

 

→商品のお知らせは、この後でも遅くはありません。

 

→それと、『あったら便利!』と思ってもらうことも必要です。

 

→これがあると、行動してもらいやすくなります。

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則