目指すゴールや方針がハッキリしないと、やり方が見つかりませんよ! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

業績が伸び悩んで来ると、『何とかしなければ・・・』、『何か良いやり方はないか・・・』と、探し始めます。

 

しかし、いくらやり方だけを探しても、良いやり方は見つかりません。

 

なぜなら、『目指すゴール』がハッキリしていないからです。

 

 

『目指すゴール』がハッキリしていないと、現状の延長線のまま場当たり的なやり方を探して、根本的なやり方を探そうとしないので上手く行きません。

 

 

では、どうすれば『目指すゴール』がハッキリするのでしょうか?

 

 

その1つの方法が、次の2つの質問に答えることです。

 

 

◆(A)『これから良くなって、3年後、5年後、どうなっているか?』

 

◆(B)『これから悪くなって、3年後、5年後、どうなっているか?』

 

 

良くなった状態と悪くなった状態の2種類のゴールを想像してみて下さい。

 

そうすると、現状とのギャップがハッキリするので、『目指すゴール』が決めやすくなるはずです。

 

 

『目指すゴール』がハッキリすると、次は、方向性である『方針』を決めます。

 

これの決め方は、先程の(A)の質問で、『これから良くなって・・・』の部分に焦点を当てて、『どの方向に行けば良くなるのか?』を考えて、『方針』を決めるのです。

 

例えば、『今までは、新規客中心のビジネスモデルにしていたけれど、これからは、リピート客中心のビジネスモデルの方向に向かう』

 

例えば、『今までは、低単価のお客さんを集めていたけれど、これからは、高単価のお客さんが集まるような組織を作る』など

 

 

 

また、(B)の質問で、『これから悪くなって・・・』の部分に焦点を当てて、『具体的にどんな悪いことが起こるのか?』を書き出して、それを改善する『方針』を立てるといいでしょう。

 

例えば、『1人当たりの人件費がどんどん上がるので、今以上の粗利益を取れる商品構成にする』

 

例えば、『客数の減少がまだまだ続くので、店舗内の売上げだけでなく、持ち帰りや通販などの売上げを組み合わせる』など

 

 

 

このようなことを考え続けることで、次の3つが決まるのです。

 

◆『目指すゴール』

 

◆『良くなっていくための方針』

 

◆『悪くなっていくことを防ぐ方針』

 

 

 

これらを決めた上で、そのゴールや方針を達成するために、『いつまでに、どれだけ、何をするのか?』、具体的なやり方を探して行くと、良いやり方が見つかります。

 

しかし、このようなゴールや方針を持たずに、闇雲にやり方を求めてもその場しのぎのやり方しか見つかりません。

 

 

 

まずは、もう一度初心を思い出して、『自分が一番やりたいことは、何か?』、『何をすべきなのか?』から、『目指すゴール』を決めて下さい。

 

 

そして、3年後、5年後に達成するために、『1年後のゴールは、どこか?』、目標を持つことができます。

 

そうすると、目標と現状のギャップから、そのギャップを埋める切り口やアイデアが見つかるのです。

 

もしも、自分だけで見つけられなければ、今まで決めた事柄を専門家に相談すれば、良いアドバイスを受けられると思います。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則