店頭看板の事例(整骨院のお灸) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

整骨院さんの『お灸』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

整骨院さんが、『お灸』をおすすめしている店頭看板です。

 

イラストがよく目立ちます。

 

『お灸』というと、どうしてもお年寄りのイメージを持つ人が多いです。

 

しかし、最近、『お灸女子』と言われる若い人にも、ひそかに人気になっています。

 

この辺りをちょっと付け加えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>お灸

>温活

 

 

 

→まず、『最近、お灸が女子に人気』ということを伝えます。

 

→例えば、『最近、お灸がストレスや冷え性で悩んでいる女子に、ひそかに人気!』

 

→たった一文入れるだけで、『へぇ~、そうなんだ』と、冷え性で悩んでいる女子に興味を持たれます。

 

→この後、『なぜ、そうなの?』に応えるために、その理由を伝えるのです。

 

→そして、『お灸冷え性コース』につなげてもいいでしょうね。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(整骨院のお灸)

最近、お灸がストレスや冷え性で悩
んでいる女子に、ひそかに人気!

理由は、お灸でツボをじんわり、や
さしく温熱刺激することで、血流や
リンパの巡りを整えて、むくみを取
り、リラックスさせる効果が期待で
きるからです。

おすすめは、『お灸冷え性コース』

寒さが厳しくなると冷え性が辛くな
る方は、ぜひお試し下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→単に『お灸』をおすすめするのでなく、『最近のお灸事情』を伝えることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、お年寄りのイメージが強かった『お灸』が、ちょっとだけ見直されます。

 

→そうすると、『冷え性で悩んでいる女子』に刺さるのです。

 

→その上で、お客さんの症状に合ったネーミングにすることも大切だと考えます。

 

→今までは、広く大勢への呼び掛けが良いされてましたが、これからは、狭く個別に呼び掛けなければ、反応が悪くなることでしょう。

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則