こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
どんなことでも、失敗と成功は必ずあります。
しかし、次の2人では、その捉え方が全く違うのです。
◆(A)『成功している人』
◆(B)『成功していない人』
例えば、(B)の『成功していない人』から見ると、(A)の『成功している人』は、自分が知らないことを知っているに違いないと思っています。
確かに、『知らないことを知っている』のは、事実です。
しかし、『知っている』だけが、成功している理由ではありません。
その証拠に、『成功していない人』に、知らなかったことを教えても、それだけでは成功しないからです。
では、『知っている』だけでは成功しないのなら、他に何があるのでしょうか?
簡単に言うと、次の3つが必要なのです。
◆(1)『知っていること』
◆(2)『やっていること』
◆(3)『続けていること』
この3つです。
(1)の『知っていること』は、知識を知って、意味が分かれば、クリアできます。
ところが、(2)の『やっていること』になると、ある壁を乗り越えないといけないのです。
ある壁とは、『失敗の壁』になります。
(B)の『成功していない人』は、教えてもらったことをやろうとすると、まず失敗してしまうでしょう。
なぜなら、ほとんどが未体験だからです。
この後、また失敗するのではないかという、『失敗の恐れ』が壁となります。
これは、『成功していない人』の特徴でもあるのですが、1回の失敗に恐れるのです。
だから、やろうとしても、できなくなってしまいます。
では、(A)の『成功している人』は、失敗をどのように捉えているのでしょうか?
それは、(A)の人は、失敗は最低でも5~6回は、失敗して当たり前なのです。
もっと言えば、『失敗は小さく、早めに体験しておこう』と考えています。
そうすると、もう未体験でなくなるからです。
『失敗の恐れ』は、『未体験の恐れ』とも言えます。
だから、体験すれば、もう恐れることはないのです。
とは言っても、やっぱり失敗はイヤだと思います。
そんな時は、『仮でいいので、体験してしまう』のです。
例えば、接客の場合で言うと、それが、『ロールプレイング』になります。
とにかく事前に、『仮に、やってみる』のです。
『仮だから、どんなに失敗しても大丈夫』と言えるでしょう。
ところが、多くのお店では、この『ロールプレイング』をせずに、いきなりぶっつけ本番で接客させようとするから、大きな失敗をしてしまうのです。
そうすると、『もう2度と、こんな失敗したくない』と、『失敗の恐れ』になってしまいます。
成功のためには、『失敗は小さく、早めに体験しておく』ことがコツです。
これができると、後は、(3)の『続けていること』で、これは時間が解決してくれますよ!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則