店頭看板の事例(理美容室のキッズスペース) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

理美容室さんの『キッズスペース』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

理美容室さんが、『キッズスペース』があることをお知らせしている店頭看板です。

 

忙しいママさんのために、用意されています。

 

とても良いアイデアです。

 

できれば、小さなお子さんがいるママさんの現状を、少しだけ伝えるところから始めましょう。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>キッズスペースあります。

>なにかと忙しいママの為に

>子連れでも安心してカット

>できるように、席の近くに

>お子様が遊んで待てる

>スペースを用意しました。

>通常 平日12:00~16:00

>今だけ期間限定で

>毎日12:00~16:00

>(月曜日、第2・3火曜日は定休日)

>※同じ時間帯には、1組限定ご案内です。

 

 

 

→小さなお子さんがいるママさんの現状とは?

 

→例えば、『小さなお子さんがいると、おとなしく待ってくれないから、なかなか美容室に行けないママさんへ』とします。

 

→ちょっとしたことですが、この一文で、おすすめしたいママさんの現状が何となく分かるのです。

 

→そうすると、『そうそう、そうなのようね!』と感じてもらえたママさんに刺さります。

 

→この後に、『キッズスペースがあること』を伝えるのです。

 

→『キッズスペース』の説明と、『なぜ、お子さんがおとなしく待ってくれるのか?』をイメージしてもらいましょう。

 

→最後は、『同じ時間帯で1組だけ』と限定して、行動を促します。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(理美容室のキッズスペース)

小さなお子さんがいると、おとなし
く待ってくれないから、なかなか美
容室にいけないママさんへ

当店はキッズスペースがあるので、
そんな心配はいりません。

席の近くにありおもちゃで遊んだり
アニメを見たりして、ママさんのカ
ットを楽しく待っていてくれること
でしょう。
お子さんのお好きなアニメのDVD
をご持参頂ければさらにいいです!

但し、同じ時間帯は1組だけなので
こちらまで、必ずご予約して下さい
ね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お店が言いたいことお知らせするのでなく、お客さんの現状と体験をイメージしてもらうことが今回のポイントです。

 

→特に、『なぜ、お子さんがおとなしく待ってくれるのか?』をイメージさせる必要があります。

 

→ここがイメージできると、『なるほど、それならいいかも!』となりやすいです。

 

→こうなってもらうには、お店が言いたいことだけでは、言葉足らずになります。

 

→ちょっとしたことですが、とても大切なポイントです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則