こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
仕事をする上で、スキルは必要です。
しかし、今持っているスキルは、それほど大切でないと考えています。
なぜなら、これから新しい行動をすれば、すぐにスキルアップするからです。
つまり、今、『できるか、できないか』よりも、これから、『やるか、やらないか』の方が重要だと、私は考えています。
<例えば>
お店のスタッフさんに、コンサルタントの私が、スキルアップの内容を伝えたとしましょう。
しかし、新しいスキルは、今までやったことがないので、『できないから、やれない』と考えるスタッフさんが多いです。
では、どうしてそのように考えてしまうのでしょうか?
それは、『できるか、できないか』を、自分勝手に判断してしまうからです。
しかし、『できるか、できないか』の判断は、本来、自分自身よりも周りの他人の方が、正確にできます。
先程の場合も、コンサルタントの私が、今のスタッフさんなら『できる』と評価して、スキルアップの内容を伝えているのです。
ところが、それを『できない』とスタッフさんが自分勝手に判断して、『やらない』と決めれば、それを変えることはできません。
なぜなら、『やるか、やらないか』の行動レベルの判断は、自分自身で決められるからです。
どうでしょうか?
しかし、これで本当にいいのでしょうか?
周りの他人から、『できる』と評価されることは、嬉しいことです。
しかも、それを『やる』ことで、スキルアップしたとすれば、もっと評価されます。
そうすると、仕事がますます楽しくなるのです。
しかし、『できる』と評価されているにもかかわらず、『やらない』と決めれば、もう評価されません。
そうすると、仕事がどんどんつまらなくなって行くでしょう。
だから、例え、今の自分には『できない』と思っても、『今の自分は周りから見たら、できると評価されているんだ』と考えて、行動して欲しいのです。
これがきっかけで、実際に行動すれば、ほぼ全員のスタッフさんはスキルアップして行きます。
もちろん、すぐにできないスタッフさんも中にはいるでしょう。
しかし、それは時間の問題で、時間が経てば解決できることばかりです。
それと、大抵のスキルアップの内容は、専門的なものはほとんどありません。
むしろ平均的なスキルが多いです。
しかし、平均的なスキルがアップすれば、今度は、それに合わせた仕組みを作り直すことができるので、仕事がさらに面白くなって行きます。
なぜなら、今まで以上にさらに評価されるからです。
ポイントは、
◆(1)『できるか、できないかは、他人評価で判断すること』
◆(2)『やるか、やらないかは、自分自身で判断すること』
◆(3)『できると評価されたなら、例えその時は、できないと思っても、とにかくやってみること』
◆(4)『すぐにできなくても、時間を掛けてじっくり取り組むこと』
このようにすると、ほとんどのことは、できるようになります。
決して、『できるか、できないか』の評価レベルの判断を、自分勝手にしないことです。
これをすると、折角のチャンスを失うだけでなく、仕事がどんどんつまらなくなっていきます。
ご注意を!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則