店頭看板の事例(クリーニング店のお布団の丸洗い) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

クリーニング店さんの『お布団の丸洗い』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

クリーニング店さんが、『お布団の丸洗い』をおすすめしている店頭看板です。

 

『お布団、丸洗いできます!』と、イラスト付きで、このことを知らないお客さんに伝えています。

 

なぜなら、意外と思うかもしれませんが、まだまだこのことを知らないお客さんが多いからです。

 

だから、シンプルですが、とても訴求力がある看板になります。

 

できれば、『どんなご家庭におすすめなのか?』を、ちょっと付け加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>お布団、丸洗いできます!

>(イラスト)

>清潔、ふかふか

>ダニの死骸やフンなどダニもろとも

>一掃できるので、ダニ被害から

>安全に家族を守ることができますよ~

>コタツ布団、羽根布団もOK

 

 

 

→では、どんなご家族におすすめすればいいいのでしょうか?

 

→その前に、現状をちょっと伝えておきます。

 

→例えば、『最近、お布団のダニによるアレルギー被害が増えています』からスタートするのです。

 

→そして、『原因は・・・』と、原因の中で、『こんなご家族』を伝えます。

 

→その後に、『意外と思われるかもしれませんが、お布団は簡単に丸洗いできます』と伝えるのです。

 

→その上で、『結果どうなるのか?』を伝えてから、行動を促します。

 

→そして、できれば、『その行動が大変と思う方には・・・』と、さらに行動させやすくするといいですね。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(クリーニング店のお布団の丸洗い)

最近、お布団のダニによるアレルギ
ー被害が増えています。原因は?
シーズンが終わっても、そのまま仕
舞い込んでいるご家庭が多くなって
いるからです。

意外と思われるかもしれませんが、
お布団は簡単に丸洗いできます。
丸洗いすると、ふかふかになるだけ
でなく、ダニやフン、粉々になった
死骸なども一掃できるので、清潔に
なりアレルギー被害を減らせること
ができるのです。

『重くてカサばるから、ついついそ
のままになっているな~』と思った
らシーズン終わりの今がチャンス!
持って来るのが大変が方は、お電話
頂ければ取りに行きますよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『何ができる』と伝えることは大切ですが、できれば、それが『どんなご家庭におすすめなのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→そのための1つの方法が、『最近の被害状況と、その原因があるご家庭に伝えること』になります。

 

→このことで、『うちもそうだわ~』となれば、興味を持ってもらいやすくなるのです。

 

→このようにして最初に興味を持ってもらってから、『お布団、丸洗いできます!』、『丸洗いすると・・・』と伝えることが重要になります。

 

→なぜなら、これで、『問題と原因、解決策、その結果』が分かるからです。

 

→後は、決断して、行動するだけにしてあげます。

 

→もちろん、行動しないお客さんもいるでしょう。

 

→しかし、それでもしかたありません。

 

→店頭看板の役割は、『決断する前までの情報を提供すること』と『最初の行動を促すこと』、それだけで十分だからです。


→この後は、接客の役割になります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則