店頭看板の事例(調剤薬局店のダチョウ抗体スプレー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

調剤薬局店さんの『ダチョウ抗体スプレー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

調剤薬局店さんが、『ダチョウ抗体スプレー』をおすすめしている店頭看板です。

 

テレビでも話題になっている商品のようで、ケガの回復が早く、病気にもなりにくいダチョウの研究から生まれたと言われています。

 

イラストも目立っていて面白いです。

 

ちょっとだけ流れを作って、伝えてみますね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>テレビで話題 在庫あります。

>マスク不足対策に!

>ダチョウの力はスゴイ

>病気で死ぬことはほぼなく

>驚異的な回復力を持つダチョウ

>その卵から抗体を生成し、スプレー

>にしました。

>『ダチョウ抗体スプレー』

>約400回プッシュできます

>¥4180

>マスクやドアノブなど気になるところに

 

 

 

→まず、『誰に、呼び掛けるのか?』をハッキリさせます。

 

→なぜなら、ここをハッキリさせないと、『へぇ~、そんな商品があるんだ』だけで終わってしまい、自分事にならないからです。

 

→例えば、『ここまで来たら、絶対、ウイルスに負けたくないあなたに』とします。

 

→たったこれだけで、長引く自粛で、このように思っているお客さんには、刺さるのです。

 

→この後に、問い掛けます。

 

→例えば、『今話題のダチョウ抗体を配合したスプレーで、ウイルス除菌してみませんか?』

 

→この問い掛けで、『何々、どういうこと?』となったお客さんには、興味を持ってもらえます。

 

→その上で、『どのように使うのか?』、『1プッシュ当たりどれくらいのコストか?』などを伝えるといいでしょう。

 

→そして最後に、行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(調剤薬局店のダチョウ抗体スプレー)

ここまで来たら、絶対、ウイルスに
負けたくないあなたに、今話題のダ
チョウ抗体を配合したスプレーでウ
イルス除菌してみませんか?

強い免疫力と回復力があるダチョウ
に着目し、その卵から抗体を生成し
てスプレーに配合しています。
出かける前にマスクに1プッシュ、
ドアノブなど手の触れる所に1プッ
シュしてお使い下さい。
◆『ダチョウ抗体スプレー名』
¥4180 約400回プッシュ
1プッシュ当たり約10円です。
只今、入手が困難で在庫限り!
お求めは、お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→話題の商品なので、商品を前面に持ってきたい気持ちは分かります。

 

→しかし、それでもお客さんを前面に持ってくることが今回のポイントです。

 

→それと、メッセージを伝えるには、流れを作ると伝えやすくなります。

 

→例えば、まず呼び掛けること、次に問い掛けること、そして、説明しながら商品につなげること、その上で、行動に促すこと

 

→このようにすると、こちらの投げ掛けを受け入れてもらいやすくなります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則