こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
薬局店さんの『ルテイングミ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
薬局店さんが、『ルテイングミ』をおすすめしている店頭看板です。
『ルテイン』は、目にダメージを与える『ブルーライト』を吸収する色素成分になります。
『ルテイン』は、緑黄色野菜に多く含まれているのですが、スマホの見過ぎで目を酷使している方には、不足気味になるのです。
そのため、目が疲れたり、目が重くなったりします。
この辺りを、少し付け加えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>大人も子供も目は一生もの
>目の予防
>・スマホをよく使う方
>・ゲーム好きな方
>・メガネ、コンタクトの方
>・パソコンを使用する方
>今は自宅にいる時間が長いので注意
>ルテイングミ りんご味
>ローズマリーから抽出
>ルテインはブルーライトを吸収し
>無毒化します
>相談薬局
→こんな方、あんな方と、沢山のお客さんを想定して伝えています。
→これは一見、『沢山のお客さんに興味を持ってもらえそう』と思うことでしょう。
→しかし、現実は、そうではありません。
→なぜなら、『あっ、これって、私のことだ!』と、ならないからです。
→『私のことだ!』と思ってもらえない情報は、まず読んでもらえません。
→なので、勇気を持って1つに絞りましょう。
→そして、その絞ったお客さんの現状シーンを具体的に伝えるのです。
→例えば、『スマホをよく使う方』に絞ってみますね。
→そうすると、『寝る前に布団でスマホの動画をつい見てしまうあなたに』
→『暗い所で長いこと見続けていると目がショボショボしませんか?』と投げ掛けるのです。
→この投げ掛けで、『あっ、これって、私のことだ!』となれば、ほぼ読んでもらえます。
→このようにしておいて、『ルテイングミ』につなげて行けばいいのです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(薬局店のルテイングミ)
見てしまうあなたに
暗い所で長いこと見続けていると目
がショボショボしませんか?
これはスマホのブルーライトが目に
ダメージを与えているからです。ブ
ルーライトは強いエネルギーを持つ
光で、目はそれをルテインと言われ
る色素成分で守っています。通常緑
黄色野菜から補給しますがダメージ
が強いとそれだけでは不十分です。
そこで、ルテイングミがおすすめ!
1日2粒で不足分を補給できます。
目に疲れを感じたら一度ご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→沢山のお客さんにお知らせするのでなく、勇気を出して絞り込むことが今回のポイントです。
→そうしないと、自分事と感じてもらえません。
→お客さんは、自分事と感じないものは、必ず後回しにします。
→だから、勇気を出して絞り込む必要があるのです。
→絞り込むとは、違う言い方をすれば、ハッキリさせることとも言えます。
→お客さんをハッキリさせると、困っているシーンがイメージしやすくなるでしょう。
→そうすれば、対策をお客さんに届けやすくなるのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則