こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
陶芸教室さんの『陶芸体験』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
陶芸教室さんが、『陶芸体験』をおすすめしている店頭看板です。
『〇〇窯』がありますので、ここで陶芸が体験できます。
でも、これだけではシンプル過ぎて、なかなか『やってみたい』となりにくいです。
そこで、その気にさせるメッセージが必要になります。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>陶芸教室
>『〇〇窯』
>土・日・火・木 14~21時
>『店名』2F
→まずは、『陶芸』の位置づけを知らせます。
→例えば、『今、趣味を楽しむ大人に人気が高い陶芸』とするのは、どうでしょう。
→ポイントは、『趣味を楽しむ大人』の方に、『今、人気が高い』という事実を伝えることです。
→たったこれだけですが、『趣味を楽しみたい大人』の方には、興味を持ってもらえます。
→そうしたら、今度は、『毎日使う湯飲みやお茶碗を自分で作ると、食事が一層楽しく感じられますよ!』と、その後の生活シーンをイメージしてもらうのです。
→そのイメージが、『ちょっといいかも!』となれば、だんだんその気になって来ます。
→この後は、不安材料の払拭をして、行動を促しましょう。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(陶芸教室の陶芸体験)
陶芸、毎日使う湯飲みやお茶碗を自
分で作ると、食事が一層楽しく感じ
られますよ!
でも、いきなり陶芸教室に通うのは
『ちょっと不安』と、思ってしまう
あなたに
まずは、陶芸体験から始めてみませ
んか?
初心者の方にも、ワクワクしながら
チャレンジして頂けます。
『何か楽しい趣味を持ちたいな~』
と思っていたら、ぜひお試しを!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→シンプルにお知らせするのでなく、『やってみたい』と思ってもらえるメッセージを伝えることが今回のポイントです。
→そのためには、『誰に人気が高いのか?』を決めて、伝えましょう。
→それと、陶芸は作るのも楽しいですが、作った陶芸を使うことも楽しいです。
→その辺りが分かるようにすれば、興味を示してもらえます。
→それと、いきなりの『陶芸教室』では、ハードルが高いので、まずは『陶芸体験』をしてもらいましょう。
→その時に、『もっとやってみたいな~』と思ったお客さんだけに、『陶芸教室』にお誘いすればいいのです。
→そうすると、リピートしてもらえるお客さんが増えると思います。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則