こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
先日のブログ記事、『 出だしコピーのパターンを知ろう! 』で、『こんなあなたに』、『こんなことありませんか?』という、『出だしコピーが大切だ』と書きました。
理由は、これらの投げ掛けで、お客さんに現状の問題を自覚させたいからです。
そうしないと、ほとんどのお客さんは、現状に疑問を持ちません。
現状に疑問を持たないから、どんなに良い商品であったとしても、興味を持ってもらえないのです。
しかし、『出だしコピー』を白紙から考えることは、慣れていないと大変なので、そのパターンの一例を紹介しました。
今回は、もしも、『出だしコピー』を白紙から考えるとしたら、『どのようにすればいいのか?』
簡単な方法を伝えたいと思います。
大切なポイントは、頭で考えないことです。
考えずに、ちょっとメモします。
仕事の時とか、生活している時とかに、『ちょっと変だな?』と感じたことをメモするのです。
この感じたことを言葉にする習慣が大切になります。
<例えば>
◆(1)『こんな不満を感じた』
◆(2)『こんな不便を感じた』
◆(3)『こんな不快を感じた』
◆(4)『こんな不安を感じた』
◆(5)『こんな不適を感じた』
このように、『ちょっと変だな?』と感じたことなら、とにかくメモするのです。
因みに、
『不満』とは、物足らない、気に入らないこと
『不便』とは、仕事や生活で都合が悪いこと
『不快』とは、何となくイヤな気持ちになること
『不安』とは、安心できない、安らげないこと
『不適』とは、対処の仕方がまずいこと
こんな感じで、『ちょっと変だな?』と感じたら、メモします。
そして、この(1)~(5)の言葉の後に、『あなたに』とか、『ことありませんか?』とすれば、『出だしコピー』が、簡単にできあがるのです。
例えば、(1)+(2)の場合だと、
『こんな不満を感じたあなたに』+『こんな不便を感じたことはありませんか?』
例えば、(3)+(4)の場合だと
『こんな不快を感じたあなたに』+『こんな不安を感じたことはありませんか?』
(1)~(5)のそれぞれの組み合わせは自由ですし、単独でも使えます。
このやり方の良いところは、異業種のお店でのメモ書きが、自店の『出だしコピー』に応用できるところです。
それと、自分自身が感じたことを投げ掛けているので、お客さんと共感しやすい『出だしコピー』が作れるところになります。
そうすると、お客さんとの距離感が縮まり、読まれやすくなるのです。
『ちょっと変だな?』と感じたことをメモする習慣ができると、アンテナの感度が高くなり、もう販促物の『出だしコピー』で悩まなくなりますよ。
おすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則