店頭看板の事例(小規模家電店のナノケアドライヤー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

小規模家電店さんの『ナノケアドライヤー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

小規模家電店さんが、『ナノケアドライヤー』をおすすめしている店頭看板です。
 
『CMでも、おなじみの』と、安心感を出しています。
 
しかし、これだけでは興味を持ってもらえません。
 
なぜなら、ほとんどの家庭には、すでにドライヤーがあるからです。
 
なので、すでにドライヤーがあったとしても、『新しいドライヤーが買いたい』と思ってもらう流れを作らなければいけません。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>CMでも
>おなじっみの
>ナノケアドライヤー
>当店にございます!
 
 
 
→では、どのようにすれば、『新しいドライヤーが買いたい』と思ってもらえるのでしょうか?
 
→一番簡単な方法は、今、お客さんが困っている問題に焦点を当てて、『その問題が、新しいドライヤーで解決するかも?』と感じさせればいいのです。
 
→そのためには、例えば、『髪のダメージやうねり、パサつきが気になるあなたに』と呼び掛けて、『髪を乾かすだけでなく、傷んだ髪をケアいてくれるドライヤーがあるのをご存じですか?』とします。
 
→この投げ掛けで、『えっ、そんなドライヤーがあるの?』と思ったお客さんに、さらに刺激するのです。
 
→例えば、『そんなヘアケアができるドライヤーの中で、ダントツの人気なのが・・・』と、商品につなげます。
 
→この後、商品の特徴や効果を伝えるのです。
 
→そうすると、『そんなドライヤーがあるのなら、買ってみようかな?』と思うお客さんが一定数現れます。
 
→そうしたら、最後は行動の促しです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(小規模家電店のナノケアドライヤー)
髪のダメージやうねり、パサつきが
気になるあなたに
 

髪を乾かすだけでなく、傷んだ髪を
ケアいてくれるドライヤーがあるの
をご存じですか?

 

そんなヘアケアができるドライヤー
の中で、ダントツの人気なのが

『メーカー名』ナノケアドライヤー


風と一緒にマイナスイオンの約10
00倍以上の水分量を含むナノイー
とミネラルマイナスイオンを届ける
ことで髪や地肌にうるおいを与え、
髪のうねりを抑えます。

『まとまりづらいな~』と感じたら
毎日使うドライヤーを新しくするこ
とも1つの方法です。まずは店内で
手に取ってみて下さい!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→単に商品を紹介するだけでなく、たとえ、すでに同じような商品を持っていたとしても、『新しい商品を買いたい』と思わせることが今回のポイントです。

→そのためには、お客さんが今困っている問題に焦点を当てる必要があります。
 
→そして、お客さんがまだ知らない事実を知らせるのです。
 
→その事実が、お客さんの問題を解決するとなると、お客さんは興味を持つので、『新しい商品を買いたい』と思います。
 
→しかし、この後、『でも・・・』と買わない言い訳が出ることが多いです。
 
→なので、店頭看板でお客さんがお店の中に入って来たら、今度はスタッフさんがお客さんを決断を迫らなければいけません。
 
→店頭看板で全てができればいいですが、商品によっては、スタッフさんとの連携が必要な場合があります。
 
→ここが理解できると、店頭看板の役割とスタッフさんの役割をハッキリさせることができるので、より上手く行くはずです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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