店頭看板の事例(薬局店の栄養相談) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

薬局店さんの『栄養相談』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

薬局店さんが、『栄養相談』をおすすめしている店頭看板です。
 
毎日の食事を気を付けなければいけない方に、上手な栄養制限のやり方を伝えているのだと思います。
 
単に商品を紹介するのでなく、お客さんに共感しながら、『栄養相談』につなげて行きたいですね。
 


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>栄養制限のある方
>・低たんぱく
>・低リン・カリウム
>・低塩
>・低糖質
>などの栄養食品とりそろえています!
>お気軽にお立ち寄りください。
>・栄養相談
>・血圧測定
>・体組成測定
>も行っています。
 
 
 
→まずは、『どのように投げ掛けるのか?』を考えます。
 
→『栄養制限のある方』は、分かりやすいのですが、ちょっとお店目線の感じです。
 
→ちょっとだけお客さん目線に変えたいと思います。
 
→例えば、『毎日の食事を気を付けなければいけないあなたに』とするのは、どうでしょうか?

→ちょっとだけお客さん目線になっていませんか?
 
→このように投げ掛けて、次はお客さんに寄り添うのです。
 
→例えば、『栄養制限は、辛くて苦しいものと、思っていませんか?』
 
→このように寄り添えば、『そうなのよ』と共感されるお客さんが多いです。
 
→こうしておいて、『実は・・・』と、そうでないやり方があることを伝えます。
 
→このような流れを作ると、悩んでいるお客さんほど興味を持ってもらえるのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(薬局店の栄養相談)
毎日の食事を気を付けなければいけ
ないあなたに
 

栄養制限は、辛くて苦しいものと、
思っていませんか?

 

実は、ムリせず長く続けられるやり
方があるんですよ!

タンパク質、カリウム、塩、糖質な
ど一人ひとりの食事の方法や生活習
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【今回のポイント】

→ストレートにお知らせするのでなく、お客さんに寄り添うように伝えることが今回のポイントです。
 
→まずは、『お客さんと共感すること』が、大切になります。
 
→そうしないと、『私のこと、分かっているのかな?』、『ひょっとしたら、単に商品を売りたいだけと違うかしら?』と、ますます不安になるからです。

→お客さんは不安が少しでもあると、ほとんど行動しません。
 
→だから、少しでも不安を取り去ってあげなければいけないのです。
 
→そのためには、『お客さんに共感しながら、寄り添うこと』は、欠かせません。


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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