店頭看板の事例(お好み焼き店のおから100%お好み焼き) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

お好み焼き店さんの『おから100%お好み焼き』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

お好み焼き店さんが、『おからのお好み焼き』をおすすめしている店頭看板です。
 
大豆の一部である『おから』は、『グルテンフリー』になります。
 
『グルテンフリー』とは、小麦などに含まれる『たんぱく質グルテン』を使っていないことです。
 
この辺りを使って、メッセージを作ってみたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>全国初
>食べても太らないカロリー糖質オフ
>新感覚 おから100%でグルテンフリーの
>ふわっふわのお好み焼き
>今ならこの看板を見たで
>お好み焼き 全品半額
 
 
 
→まず、『グルテンフリーって何?』と問い掛けることから始めます。
 
→なぜなら、お客さんは、何となく知っているようで、ほとんど知らないからです。
 
→知らないことには、まず興味を示しません。
 
→なので、あえて、『グルテンフリーって何?』と問い掛けるのです。
 
→問い掛けた後は、その答えを伝えます。
 
→つまり、『なぜなら・・・』と答えるのです。
 
→お客さんは、問い掛け文を読むと、その答えを知りたくなります。
 
→これは、『習性』と言ってもいいでしょう。
 
→この『問い掛けと答え』から、『グルテンフリーのこと』を知ると、興味本位から食べたくなる人が出て来ます。
 
→そうしたら、商品説明をして、行動を促せばいいのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(お好み焼き店のおから100%お好み焼き)
最近流行のグルテンフリーって何?

小麦などに含まれるたんぱく質グル
テンを使わない食品で、小麦アレル
ギーの人だけでなくダイエットなど
健康志向の人にも人気なんですよ。

食べても太らないグルテンフリー!
『おから100%のお好み焼き』

大豆の一部であるおからは、食物繊
維や栄養価が豊富な食材です。
アツアツふわっふわをお召し上がり
下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『何となく知っているようで、ほとんど知らないこと』は、あえて『〇〇って何?』と問い掛けることが今回のポイントです。
 
→これをすると、『知らない人に、理解してもらうこと』ができますし、『知っている人は、答えを確認してもらうこと』ができますので、違和感は全くありません。
 
→むしろ、このような『クイズ形式』の方が、読まれやすくなります。
 
→不思議なことに、読むと食べたくなる人が現れるのです。
 
→それと、現状の看板の最後の『全品半額』は、いらないと思います。
 
→ある意味、『ここでしか食べられない』という希少価値がありますので、それだけでいいのではないでしょうか?




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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