店頭看板の事例(整体院のカイロプラクティック) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

整体院さんの『カイロプラクティック』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

整体院さんが、『カイロプラクティック』をおすすめしている店頭看板です。
 
『カイロプラクティック』はギリシャ語から来ていて、直訳すると『手技術』という意味なんですね。
 
『商品の説明』を中心に書かれているので、『どんな内容なのか?』、よく分かります。
 
しかし、これを読んで、『お客さんに行動してもらえるのか?』が、ポイントです。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>カイロプラクティックってなあに?
>カイロプラクティックはギリシャ語で、『手』という意味の『カイロ』と『技術』という『プラクティック』を組み合わせた言葉
>『背骨の歪みが体の痛みや病気を引き起こす』という考えのもとにアメリカのD.D.パーマーが始めました。
>骨盤を調整したり、背骨の歪みを正すことで、体の機能を回復させ、自然治癒力を高めるのを目的としています!
>私達と一緒に健康な身体をつくりましょう。
 
 
 
→お客さんに行動してもらうには、『誰に伝えたいのか?』からスタートしなければいけません。
 
→例えば、『辛い肩こりや腰痛などで長い間苦しんでいるあなたに』とします。
 
→そして、そんなお客さんに寄り添って共感するのです。
 
→例えば、『もうこの痛みは治らないものだと諦めていませんか?』
 
→このようにして、お客さんとの距離感を縮めておいて、ズバリ、その原因を言い切ります。
 
→例えば、『実は、その場しのぎの治療をしていると、痛みが繰り返し起こるのでそのように思うのです』
 
→ここがポイントになります。
 
→今までが、『その場しのぎの治療だったから治らない』と言い切るのです。
 
→そして、『根本を治す治療があること』を伝えます。
 
→この後に、『商品の説明』をするのです。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整体院のカイロプラクティック)
辛い肩こりや腰痛などで長い間苦し
んでいるあなたに

もうこの痛みは治らないものだと諦
めていませんか?

 

実は、その場しのぎの治療をしてい
ると、痛みが繰り返し起こるのでそ
のように思うのです。

 

カイロプラクティックは、背骨の歪
みを正し、骨盤を矯正することで、
痛みの根本を改善し、身体の機能を
回復させます。

『なぜ治らないのか?』と感じたら
今すぐご相談下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『商品の説明』をするのでなく、『視点の違い』を言い切ることが今回のポイントです。
 
→1つは『その場しのぎの治療』、もう1つは『根本を治す治療』になります。

→そして、『もう治らない』と諦めているお客さんや、『なぜ治らないのか?』と疑問を持つお客さんに投げ掛けるのです。
 
→そうすると、興味を持ってもらえます。
 
→その中から、すぐに行動に移してもらえるお客さんが出て来るのです。
 
→店頭看板は、『お客さんの行動を促すこと』が目的になります。
 
→看板を読んで、『行動する』あるいは、『行動しない』を、ハッキリ決めてもらえる流れにしておかなければいけません。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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