店頭看板の事例(イタリアン専門店の石窯ピッツァ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

イタリアン専門店さんの『石窯ピッツァ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

イタリアン専門店さんが、『石窯ピッツァ』をおすすめしている店頭看板です。
 
イラストの石窯が目立ちますね。
 
どちらか言うと、『商品メニュー』に近い看板です。
 
これを、『お客さんへのメッセージ』にしたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>焼き立て石窯ピッツァ(イラスト)
>PIZZA
>・マルゲリータ
>・カラブレーゼ
>・バンビーノ
>・ディボラ etc
>PASTA
>・カルボナーラ
>・ペペロンチーノ
>・トマトスパゲッティ etc
>DOLDE
>・自家製ジェラート
>・チョコレートケーキ
>お持ち帰り出来ます(プラス箱代)
>コース予約もあります
 
 
 
→では、『商品メニュー』を、『お客さんへのメッセージ』にするには、どうすればいいのでしょうか?
 
→一番簡単な方法は、『お客さんに投げ掛けること』です。

→『メッセージ』とは、『あなたの主張』になりますので、主張しやすい投げ掛けを最初に行います。
 
→例えば、『ピザ下さいと注文すると、ピッツァですねと、言い返されたことはないですか?』
 
→このように投げ掛けるのです。
 
→そして、これに答えながら、『あなたの主張』を伝え、商品につなげます。
 
→最後の行動の促しは、『コース予約の連絡』がいいですね。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(イタリアン専門店の石窯ピッツァ)
ピザ下さいと注文すると、ピッツァ
ですねと、言い返されたことはない
ですか?
多くの方が、ピザもピッツァも同じ
と思っています。しかし、実は全く
の別物なんです。

アメリカ生まれのピザは、ふわふわ
の生地にたっぷりの具材を乗せてオ
ーブンで焼き、切り分けた1片を手
づかみで食べ分けます。

イタリア生まれのピッツァは、高温
の石窯で表面はカリカリ中はもっち
りの食感に焼き、1人1枚をフォー
クとナイフで食べるのが基本です。

ピザは具材を、ピッツァは生地を楽
しむのが特徴になります。ピザでワ
イワイもいいですが、たまには2人
でピッツァもいいですよ!
コース予約もできます。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『商品メニュー』ではなく、『お客さんへのメッセージ』にすることが今回のポイントです。
 
→そのための簡単な方法は、『お客さんに投げ掛けること』になります。
 
→今回のように、比較できるものがあれば、それを使って投げ掛けるのもいいですね。
 
→お客さんにメッセージが届くと、『いつもピザばかりだから、たまにはピッツァもいいかな』となります。
 
→店頭看板に、『みんなでワイワイ楽しむ時は、ピザを』、『2人でゆっくり楽しむ時は、ピッツァを』というメッセージを込めるのです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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