結果の8割につながる原因を伝えるのが、あなたの仕事です。 | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。



お客さんが困っている問題を、商品を使って解決するために、商品を売ります。

 

だからと言って、単に商品を売ればいいというものではありません。

 

 

昔は、お客さんの困っている問題が比較的同じで、1つの商品で多くのお客さんの問題を解決することができました。

 

ところが今は、お客さんが多様化し、困っている問題も様々です。

 

 

そのため、現状と求める結果のギャップも、個々のお客さんにより微妙に変わって来ています。

 

そうなると、個々のお客さんのギャップを埋めて、良い結果につながる原因が、1つだけではないのです。

 

 

 

そんな状況で、もしも、『結果の8割につながる原因』が見つかったとします。

 

あなたならどうしますか?

 

『結果の8割につながる原因』なので、結果の2割はこの原因では解消できません。

 

なので、『この原因を解消して、必ず求める結果になる』とは言い切れないのです。


慎重派のあなたなら、恐らくお客さんに伝えないでしょうね。

 

なぜなら、お客さんが求める結果にならなければ、お客さんから苦情が出るからです。

 

つまり、『自分が困る』ので、伝えない方を選ぶでしょう。

 

 

これは、例え、『8割のお客さんに喜ばれること』が分かっていたとしても、『2割のお客さんから苦情が出ること』を恐れて行動できないとも言えます。

 

 

 

しかし、これで本当にいいのでしょうか?

 

 


苦情は誰でもイヤです。

 

しかし、ここで、ちょっと視点を変えてみましょう。

 

 

『苦情を恐れる自分の視点』から、『感謝され、喜ばれるお客さんの視点』に変えるのです。

 

すると、『結果の8割につながる原因』を、お客さんに伝えられます。

 

このことで、2割のお客さんから苦情が出るかもしれません。

しかし、『それでもいい』と覚悟して下さい。

 

なぜなら、『苦情を言うお客さん』よりも、『喜ばれるお客さん』を優先することは間違っていないからです。

 

 

ここが理解できると、伝えることができるでしょう。

 

 

もちろん、2割のお客さんに対しても、事前に事情を聞いて、現状とのギャップから、違う原因を見つけてあげれば、そのお客さんにも、良い結果を提供できるはずです。

 

もしも、そのようなチャンスがなかったとしたら、それは仕方ないと割り切ることも大切だと思います。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

今は、全てのお客さんを喜ばせることは、とても難しくなっています。

 

であれば、『どんなお客さんを優先するのか?』、ハッキリ決めて、『そのお客さんが求める結果の8割につながる原因』を伝えてあげることが、あなたの仕事です。

 

そして、その原因を解消する商品を提供することで、あなたの売上げは上がります。

 



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則