店頭看板の事例(ドラックストアのリップエステ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

ドラックストアさんの『リップエステ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

ドラックストアさんが、『リップエステ』をおすすめしている店頭看板です。
 
看板に、備え付けのチケットを用意しています。
 
そのチケットを持って来ると、『200円』で、『リップエステ』が受けれられるようです。
 
ドラックストアさんの店内集客の1つの手段ですが、『200円』は逆にお客さんの不安になります。
 
なぜなら、唇も身体に1部だからです。
 
なので、価格よりも価値をしっかり伝えてあげなければいけないと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>カサつきリップにさよなら!
>リップエステ
>10分でふっくらプルプル唇
>美容ドリングつき 200円(税抜)
>今すぐできます。
>くわしくは店内までチケットをお持ち下さい
 
 
 
→まず、おすすめしたい相手に呼び掛けます。
 
→例えば、『リップクリームを塗ってもなかなかカサつきが取れないあなたに』
 
→そして、『なぜそのようになるのか?』、プロの視点で原因を伝えます。
 
→この原因で、ちょっと驚かすといいでしょう。
 
→例えば、『それって、実は、唇の老化が始まっているかもしれませんよ!』
 
→このように脅かすと、『危機感』を感じて、自分事になります。
 
→つまり、自分事になってもらうために、ちょっと脅かすのです。
 
→後は、リップエステの説明をして、行動の促しにつなげます。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ドラックストアのリップエステ)
リップクリームを塗ってもなかなか
カサつきが取れないあなたに
それって、実は、唇の老化が始まっ
ているかもしれませんよ!

 

唇は意外とデリケートで、何もしな
いと空調の乾燥や強い紫外線で老化
します。

そんな時は、『リップエステ!』
短時間で、唇のダメージを軽減し、
ふっくらぷるぷるの唇に!

口紅の汚れも取れるので、本来の赤
味に戻ります。カサつきが気になっ
たら、仕事帰りに、ぜひどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→価格で集客するよりも、『誰に、なぜおすすめなのか?』の価値で集客することが今回のポイントです。
 
→昔は、『安い方がいい』と行動していたお客さんも、今は、『よく分からないモノは、安いと不安』と思い、行動しなくなっています。
 
→例えば、『口紅』の場合で考えればよく分かるでしょう。
 
→(A)『口紅 200円』と、(B)『口紅 2000円』とあれば、どちらを選びますか?
 
→(A)は確かに安いが、やっぱり品質が不安ですよね。
 
→しかし、(B)は、品質はきっと大丈夫だろうと、感じます。
 
→これと同じで、『安い方がいい』、『安い方が喜ばれる』と感じるのは、品質が安心できる場合だけです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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