店頭看板の事例(リフォーム店の消費税増税対策) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

リフォーム店さんの『消費税増税対策』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

リフォーム店さんが、『消費税増税対策』をお知らせしている店頭看板です。
 
一言で言えば、『増税前の6ヵ月までの契約に、経過措置がある』ことになります。
 
つまり、リフォームなどの住宅の施工は、納期が長くなるので、その納期を加味して6ヵ月の猶予を見ようというものです。
 
なので、リフォームはリフォームでも、ちょっと大掛かりなものを考えているお客さんに呼び掛けた方がいいと思います。




ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>消費税8%でリフォームしませんか?
>2019年3/31契約→10/1引渡(8%)
>4/1契約→9/30引渡(8%)
>4/1契約→10/1引渡(10%)
>準備・資料請求
>・問い合わせ
>・会社選定
>・現地調査
>・プラン作成
>リフォームをお考えの方お早めにご相談下さい!
>※政府発表の予定通り2019年10月1日に消費税が増税される場合
 
 
 
→では、誰に呼び掛ければいいのでしょうか?
 
→『住宅リフォーム推進協議会』の『住宅リフォーム実例調査』では、『古くなったり、不具合が生じたりした箇所をリフォームしたい方』も多いのですが、『自分好みの使い勝手のよい住まいにリフォームしたい方』が、さらに多くなっています。
 
→なので、例えば、『自分好みの使い勝手のよい住まいにリフォームしたいあなたに』と呼び掛けるのはどうでしょうか?
 
→そして、お客さんが気になっていることで問い掛けます。
 
→例えば、『できるなら消費税増税による負担は避けたいと思っていませんか?』とするのです。
 
→このように問い掛けると、その答えが知りたくなります。
 
→答えを知ると、リフォームに興味を持ってもらえる人が出て来るのです。
 
→このようにした後で、行動の促しをすればよいと思います。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(リフォーム店の消費税増税対策)
自分好みの使い勝手のよい住まいに
リフォームしたいあなたに

 

できるなら消費税増税による負担は
避けたいと思っていませんか?

 

9月末の引渡しなら、8%のままで
す。それが10月以降になると10
%にアップします。しかし3月末ま
でに契約しておくと、10月以降の
引渡しでも8%のままです。

限られた資金を効果的に使うために
早めのご相談をおすすめします。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→単に『リフォームを検討されている方へ』お知らせするのでなく、『こんなリフォームをしたいあなたに』と、ハッキリ絞って伝えることが今回のポイントです。
 
→ターゲットがハッキリすることで、気になっていることが明確になります。
 
→なので、明確になった言葉で問い掛ければいいのです。
 
→『増税前の6ヵ月までの契約に、経過措置がある』ことを、図で説明することも大切ですが、文章で伝えることも考えて下さいね。
 
→なぜなら、図解では、全く分からないお客さんが結構沢山いるからです。
 
→文章にすると、分からないお客さんがほとんどいなくなります。
 
→駆け込み需要がある今は、店頭看板だけでなく、積極的に伝えて行きたいですね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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