店頭看板の事例(セレクトショップの加湿器) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

セレクトショップさんの『加湿器』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

セレクトショップさんが、『加湿器』をおすすめしている店頭看板です。
 
『乾燥が気になるこの時期にオススメ!』しています。
 
では、誰におすすめしているのでしょうか?
 
この一文がちょっとあるだけで、お客さんに寄り添ったメッセージができるはずです。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>乾燥が気になるこの時期にオススメ!
>風邪やインフルエンザ対策にも
>湿度が40%を下回らないよう
>しっかり加湿しましょう!
>対象の加湿器
>レジにて表示価格より20%OFF
 
 
 
→では、誰におすすめしているのでしょうか?
 
→実際に乾燥トラブルを起こしている状態で問い掛けると、誰におすすめしているのかが分かります。
 
→例えば、『乾燥すると、メイクののりが悪く、のどがイガイガしやすくなりませんか?』とするのはどうでしょうか?
 
→このように問い掛けて、その原因を伝えます。
 
→例えば、『原因は、冬の急激な湿度低下と、エアコン暖房による室内湿度のさらなる低下です』とするのです。
 
→こうすることで、『エアコン暖房をしているお客さん』は、『だから、乾燥するのか!』と気付きます。
 
→こうして気付いてもらった上で、『そんな時は、加湿器・・・』とつなげて行けばいいのです。
 
→最後は、行動の促しも忘れずに!



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(セレクトショップの加湿器)
乾燥すると、メイクののりが悪く、
のどがイガイガしやすくなりません
か?

 

原因は、冬の急激な湿度低下と、エ
アコン暖房による室内湿度のさらな
る低下です。

 

そんな時は、加湿器で湿度40%以
下にならないようにしましょう。理
想は60%です。適切な湿度を保つ
と乾燥トラブルだけでなく風邪やイ
ンフルエンザ対策にもなりますよ!

人気の加湿器を店内でご覧下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→お店が言いたいことを言うだけでなく、お客さんに寄り添ってメッセージを伝えることが今回のポイントです。
 
→『現状、こんな乾燥トラブルで困っていませんか?』
 
→『原因は、こうなんですよ!』
 
→『そんな時は、この商品で・・・』
 
→こんな簡単なメッセージを伝えるだけでも、何らかの気付きがあります。
 
→気付いてもらうことで、現状に疑問を持つので、行動しやすくなるのです。
 
→メッセージを伝える場合は、『どのような気付き与えるのか?』がポイントになります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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