店頭看板の事例(フェイシャルエステサロンのチョコレートフェイシャル) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

フェイシャルエステサロンさんの『チョコレートフェイシャル』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

フェイシャルエステサロンさんが、『チョコレートフェイシャ』をおすすめしている店頭看板です。
 
『写真のインパクト』が、とても強い感じがありますね。
 
できれば、『睡眠不足の原因の解消に、チョコレートがどのように関係しているのか?』を付け加えてみたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>睡眠不足の貴女へ
>醗酵カカオの香りが直接脳内へ届き
>極上の睡眠へ誘います。
>(写真)
>オーガニック醗酵カカオ
>『チョコレートフェイシャ』60分
>『店名』『電話番号』
 
 
 
→まず、『睡眠不足』を違う言い方で、『どんな状態なのか?』、表現しましょう。
 
→その方が、伝わりやすくなります。
 
→例えば、『日中、眠たくて眠たくてたまらないことはありませんか?』と問い掛けるのです。
 
→たったこれだけで、『あるある』と思った人は、次を読んでもらえます。
 
→問い掛けが後は、その答えが必要です。
 
→例えば、『原因の多くは、ストレスや不安、生活リズムの疲れです』とします。
 
→その上で、原因の解消につなげるのです。
 
→今回の場合は、例えば、『そんな時は、意外とチョコがおすすめ・・・』
 
→この後は、チョコのどんな効果があるのか説明します。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(フェイシャルエステサロンのチョコレートフェイシャ)
日中、眠たくて眠たくてたまらない
ことはありませんか?

 

原因の多くは、ストレスや不安、生
活リズムの疲れです。

 

そんな時は、意外とチョコがおすす
めで、チョコのカカオによるリラク
ゼーション効果が心と体をリラック
スさせます。(写真)
体温で溶けるチョコの香りが直接脳
まで届き、イライラ感を和らげるこ
とでしょう。
チョコレートフェイシャ(60分)
睡眠不足と感じたら、お試しを!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『睡眠不足』と、抽象的に伝えるのでなく、『どんな状態なのか?』、具体的に問い掛けることが今回のポイントです。
 
→『問い掛けたら、答える』こともポイントになります。
 
→ここまでで、『問題→原因』を伝えたことになるので、後は、その『原因の解消』を伝えるだけです。
 
→このように『問題を問い掛けて、原因を答えて、その解消の方法を伝え、どんな結果になるのか?』という一連の流れが必要になります。
 
→なぜなら、この一連の流れを伝えるだけで、基本のメッセージを伝えることができるからです。
 
→このうち1つでも抜けると、不安や不満になり、読んでもらえません。
 
→注意して下さいね。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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