店頭看板の事例(鍵屋さんの防犯ガラス) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

鍵屋さんの『防犯ガラス』に関する気になるポスターの事例を紹介します。

【現状のポスターの書き方】


 

【コメント】

鍵屋さんが、『防犯ガラス』をおすすめしているポスターです。
 
では、なぜ、防犯ガラスをおすすめしているのでしょうか?
 
この辺りを付け加えると、興味を持ってもらえるお客さんが増えると思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状ポスターの文章】

>防犯ガラスに、しませんか?
>CP防犯性能の高い建物部品
>無料お見積りします。
>お気軽に店内までお入り下さい
 
 
 
→なぜ、防犯ガラスがおすすめなのか?
 
→それは、『泥棒の侵入口の63%が、窓ガラスだから』
 
→窓ガラスからの侵入が多くなったのは、ピッキング対策やサムターン対策などにより、玄関などの出入口からの侵入に、時間がかかり過ぎるようになったからです。
 
→普通の窓ガラスだと、10秒程度で簡単に侵入できます。
 
→通常、泥棒は、5分以上時間がかかるところには、侵入しません。
 
→なぜなら、見つかるリスクが大きくなるからです。
 
→このような事実を伝えてから、『防犯ガラス』につなげていきましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(鍵屋さんの防犯ガラス)
泥棒は玄関などの出入口の鍵を開け
て入って来ると思っていませんか?

実は、63%が窓ガラスを割って入
って来ています。ピッキング対策や
サムターン対策などにより、玄関な
どからの侵入に時間がかかり過ぎる
ようになったからです。

普通の窓ガラスなら、ものの10秒
で侵入されます。そうならない為に
防犯ガラスなどの対策が必要です。

人目につかない窓が危険と感じたら
ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→単に『防犯ガラスにしませんか?』とおすすめするのでなく、『なぜ、防犯ガラスしなければいけないのか?』を伝えてからその必要性に気付いてもらうことが今回のポイントです。
 
→素人のお客さんにとって、今の状態が危険なのか、安全なのかは、分かりません。
 
→なので、『泥棒の実態』を伝えてあげるのです。
 
→そうすることで、やっと、『なぜ、防犯ガラスにしなければいけないのか?』が分かります。
 
→必要性が分かれば、後は、金額の問題です。
 
→『防犯ガラス』が高ければ、『防犯フィルム』もあります。
 
→しかし、『泥棒の実態』が分からなければ、『防犯』のことを、まず考えることはないのです。
 
→この辺りを意識する必要があります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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