店頭看板の事例(リラクゼーションサロンのフェイシャルエステ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

リラクゼーションサロンさんの『フェイシャルエステ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

リラクゼーションサロンさんが、『フェイシャルエステ』をおすすめしている店頭看板です。
 
イラストがとても目立ちますね。
 
『冬の美肌革命 おこしませんか?』と、プロとして投げ掛けた気持ちが強いのでしょう。
 
ただ、これだけでは、お客さんには伝わりにくいかもしれません。
 
そこで、もう少し具体的な投げ掛けをしてみますね。
 
 
 
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>むくみ&たるみ 気になる方へ
>冬の美肌革命 おこしませんか?
>フェイシャルエステ(40分デコルテ有)
>通常¥6000
>初回体験¥4000(税抜)
>『店名』
>『電話番号』
 
 
 
→『むくみ&たるみが気になる方へ』と、症状で呼び掛けるのもいいのですが、できれば『こんな風になりたいあなたに』と、『願望』で呼び掛けたいですね。
 
→その上で、例えば、『フェイシャルエステで、素肌美人になりませんか?』とするのはどうでしょうか?
 
→この後、『フェイシャルエステ』の簡単な説明と効果を伝えます。
 
→そして、最後に、『こんなことを感じたら、ご相談下さいね』と、行動を促しましょう。
 
→このように、『相談の電話を掛けてもらうこと』を目的にしたいので、看板には料金を書かなくてもいいように思います。
 


【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(リラクゼーションサロンのフェイシャルエステ)
美人になりたい、いつまでも若々し
くいたいあなたに

フェイシャルエステで、素肌美人に
なりませんか?

約28日周期で繰り返される新陳代
謝に合わせて行うと、コンデション
の良い肌質が保たれます。

リンパの流れや血行が良くなるので
むくみやたるみが取れて、肌色もワ
ントーン明るくなるでしょう。

肌にガサツキを感じたら、ご相談下
さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→美しくなりたいお客さんには、『症状』で呼び掛けるのでなく、『願望』で呼び掛けることが今回のポイントです。
 
→『願望』で呼び掛けると、『現状』とのギャップを埋める方法を提案しやすくなります。
 
→これは、『症状』の改善のその先なので、『プラスのイメージ』がしやすくなるのです。
 
→『プラスのイメージ』が思い浮かぶと、料金の壁は低くなります。
 
→なので、まずは、『プラスのイメージ』を想像してもらう工夫が大切です。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則