店頭看板の事例(エステティックサロンのSパーツ脱毛) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

エステティックサロンさんの『Sパーツ脱毛』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

エステティックサロンさんが、『Sパーツ脱毛』をおすすめしている店頭看板です。
 
『Sパーツ』とは、脇やうなじなどの『比較的小さい箇所』を指します。
 
逆に、『Lパーツ』とは、膝の上下や肘の上下などの『比較的大きい範囲』です。
 
このようなメニューだけだと、初めてのお客さんは、まず利用されません。
 
なぜなら、不安が一杯だからです。
 
なので、今の解釈を変えてあげなければいけません。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>Sパーツ脱毛
>わき、Vライン、うなじ、ヒゲ
>1ヶ所 初回限定 1回 ¥500
>当日OK
 
 
 
→では、脱毛にどんな不安を感じているのでしょうか?
 
→例えば、『恥ずかしい』、『痛いかも』、『よく分からない』など
 
→そんな不安を1つひとつ解消して、解釈を変えてあげるのです。
 
→例えば、『脱毛は恥ずかしいから、カミソリや毛抜きで自己処理していませんか?』と、投げ掛けます。
 
→この後、『実は・・・』と、今までのやり方は良くないことを伝えるのです。
 
→そして、『実際に体験されたお客さんの声』を聞いてもらいます。
 
→こうすることで、現状に疑問を持ってもらうのです。
 
→現状に疑問を持ってもらってから、商品へつなげて行くと、行動しやすくなります。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(エステティックサロンのSパーツ脱毛)
脱毛は恥ずかしいから、カミソリや
毛抜きで自己処理していませんか?

 

実は、ご自宅でのお手入れは、黒ず
みや乾燥などで肌トラブルが多いん
ですよ!

確かに、初めては恥ずかしいかもし
れません。しかし、体験されたお客
さんの声を聞くと、『恥ずかしいの
は一瞬だけ』と笑顔で話されます。

まずはワキなどの『Sパーツ脱毛』
がオススメです。
ムダ毛が気になったら、こちらまで
ご相談下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『商品中心』にお知らせするのでなく、『お客さん中心』にお伝えすることが今回のポイントです。
 
→『お客さん中心』でお伝えする場合、まずは、『初めてのお客さん』に対して書きましょう。
 
→なぜなら、商品のことをよく知らないお客さんに、『良い商品を体験して欲しい』からです。
 
→初めてのお客さんは、『不安』が一杯あります。
 
→それを、1つひとつ解消して、解釈を変えてあげなければいけないのです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則