店頭看板の事例(リラクゼーションサロンの足のむくみ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

リラクゼーションサロンさんの『足のむくみ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

リラクゼーションサロンさんが、『足のむくみ』などの解消をおすすめしている店頭看板です。
 
『7月キャンペーン』と大きく打つ出しています。
 
『キャンペーン』を大きく打つ出すのは、『今なら、安いですよ!』と言う意味合いが強いです。
 
しかし、価格は最後にお知らせした方がいいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>足の悩み集中改善
>7月キャンペーン
>大人気のタイ古式の下半身の施術だけ
>世界一気持ちイイ組み合わせ限定メニュー
>・足のむくみ・・・スッキリしたい
>・エアコンで冷えて困ってます
>・買物で足がもう限界!
>そんなアナタにオススメ
 
 
 
→では、最初に何をお知らせすればいいのでしょうか?
 
→現状の看板の最後に書いている『そんなアナタに』です。
 
→『足のむくみで困っているあなたに』と最初に呼び掛けると、『誰に対してのお役立ち情報なのか?』が、ハッキリ分かります。
 
→そして、『むくみの原因は、コレ!』と、症状と原因をズバリ結びつけると、『やっぱり、そうか!』と納得しやすいのです。
 
→納得すると、行動しやすくなります。
 
→そこで、『どんな行動をすればいいのか?』、商品メニューを伝えて、価格も伝えればいいでしょう。
 
→そして最後に、『7月限定のキャンペーン価格です』すれば、いいのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(リラクゼーションサロンの足のむくみ)
パンパンになった足のむくみで困っ
ているあなたに

そのむくみ、エアコンによる冷えが
原因かもしれませんよ!

タイ古式で、足先から血流を良くし
下半身をポカポカに温めますので、
足の疲れも取れます。

タイ古式下半身集中ケア
40分¥0000

7月限定のキャンペーン価格です。
お早めに、ご連絡くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→最初に『〇〇キャンペーン』と大きく伝えるのでなく、『こんなあなたに』をハッキリさせて、最後に『今なら、〇〇キャンペーン価格』とすることが今回のポイントです。
 
→こうすることで、『本当に必要な人』に届きやすくなります。
 
→ここで言う、『本当に必要な人』とは、1回の施術だけでなく、しばらく続けなければ改善しない人のことです。
 
→そんな人に、『〇〇キャンペーン』と最初に大きく伝えると、『安いから行こう』となり、それ以後は来店されません。
 
→そうではなく、最初に、『こんなあなたに、こんなことが必要です』と、必要性を伝えることで、『自分に必要だから行こう』となりやすいのです。
 
→そして、『でも、どうしようかな?』と、決めかねているお客さんに、『キャンペーン価格』と伝えることで、決断しやすくしています。
 
→『キャンペーン』は、お客さんを集めるのでなく、『キャンペーン価格』でお客さんに決めさせるものだと認識して下さいね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則