店頭看板の事例(雑貨店の折りたたみ帽子) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

雑貨店さんの『折りたたみ帽子』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

雑貨店さんが、『折りたたみ帽子』をおすすめしている店頭看板です。
 
『暑い日差しに、UV対策』と、必要性をしっかり伝えていていいと思います。
 
しかし、『折りたたみ帽子が、どんな場面で必要なのか?』を付け加えると、もっといいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>暑い日射しに!
>UV対策
>たためる!しまえる!
>ポケッタブル帽子
>(イラスト)
 
 
 
→まず、『どんな場面で必要なのか?』を伝えます。
 
→しかし、『帽子は脱ぐとかさばるし、結構邪魔なんですよね!』と、通常の帽子では使いにくいことを伝えるのです。
 
→その上で、『折りたたみ帽子』に、つなげるといいでしょう。
 
→簡単な説明をして、最後は行動を促します。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(雑貨店の折りたたみ帽子)
紫外線と日射しが強い夏、
『帽子を持って来ればよかったな』
と、思ったことはありませんか?

でも、帽子は脱ぐとかさばるし、結
構邪魔なんですよね!

そんな時は、たためて、しまえる
『ポケッタブル帽子』

くるっと丸めてバックに!小さくな
るから持ち運びがラクなんですよ。

店内で、お気に入りを見つけて下さ
いね!『店名』




【今回のポイント】

→『いつ、何を』だけでなく、『どんな場面で、どんな不便を』を伝えることが今回のポイントです。

→『どんな場面で、どんな不便を』を伝えることで、困っているシーンが浮かび、『そんなこと、ある、ある』と、共感しやすくなります。
 
→このひと手間で、お客さんとの距離感が、ぐっと縮まるのです。
 
→お客さんとの距離感が縮まると、お客さんは自分事になるので、商品に興味を示し出します。
 
→そうなれば、後は、手に取ってもらうだけです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則