こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
『人は、感情の生き物』と、良く言われます。
これは、目の前の出来事で、『感情』が刺激されて、『行動』という反応をしてしまうからです。
このような人を、
◆(A)『感情→行動タイプの人』と、仮にしたとします。
感情には、通常、『喜怒哀楽』と、4つに分けて説明されることが多いです。
この中で、一番エネルギーが高いのが、『怒』の怒りで、エネルギーが一番高い分、この感情が生まれると、すぐに行動してしまいます。
反対に、一番エネルギーが低いのが、『楽』で、ラクな状態が長く続くとなかなか行動しません。
この『行動しない』ことも行動なので、『怒』や『楽』の感情が生まれると、(A)のタイプになりやすいと言えるでしょう。
また、『喜』は、プラスの感情が生まれた時に感じる感情で、『楽しい』、『面白い』などの状態になります。
一方、『哀』は、マイナスの感情が生まれた時に感じる感情で、『辛い』、『つまらない』などの状態になりやすいでしょう。
このような『喜』や『哀』の感情が生まれても、(A)のタイプの人は、ただ感じるだけで終わります。
しかし、そんな(A)のタイプの人ばかりではありません。
そのような人を、
◆(B)『感情→思考→行動タイプの人』と、呼んだとします。
(B)のタイプの人は、『感情』と『行動』の間に、『思考』が入るのです。
感じるだけでなく、考えて、行動します。
<例えば>
目の前の出来事で、『面白かった』と感じたとしましょう。
そうしたら、
◆『なぜ、面白かったのか?』
◆『どこが、一番面白かったのか?』
◆もし、〇〇すると、どうなるだろうか?』
と、あれこれ考えて、最後に、
◆『それで、どうしようか?』
◆『よし、こうしよう!』
というような思考の流れをたどり、『新しい行動』へとつなげて行きます。
また、
<例えば>
目の前の出来事で、『つまらなかった』と感じたとしましょう。
そうしたら、
◆『なぜ、つまらなかったのか?』
◆『どこが、一番つまらなかったのか?』
◆『もし、〇〇すると、どうなるだろうか?』
このように、たとえ、『つまらなかった』としても、『だから、もう次は止めておこう』となるのでなく、考えることで、『今と違う、新しい行動』に、つなげようとするのです。
◆『では、どうすればいいのか?』
◆『よし、こうしよう!』
と、『新しい行動』を試すきっかけを考えます。
この『考える』という、『思考』がとても重要です。
しかし、『考える』ことがとても面倒なので、ほとんどに人が、『考えたつもり』になって終わらせます。
これが、(A)のタイプになりやすい原因です。
『考えたつもり』とは、『ほぼ何も考えていない』と同じ意味になります。
だから、『考えたつもり』は、ラクなのです。
このような(A)のタイプの人ばかりだと、シンプルで分かりやすいのですが、変化がほぼありません。
たとえ、今のままが良くても、今のままが悪くても、『何の変化もない』のです。
『変化がない』というのは、ある意味、幸せなのかもしれません。
しかし、それはとても危険なことです。
なので、(B)のタイプの人が、必要になります。
もしも、あなたを含め周りの人が、(A)のタイプの人ばかりだったとしたら、まず、あなたから、(B)のタイプの人になってみませんか?
感じたことを、ちょっと考えるだけです。
たったそれだけで、『つまらないこと』が、『面白いこと』に変わるかもしれませんよ。
休日とお盆休みのため、次回のブログ記事は、8月17日(金)です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則