こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
人は、一旦『できない』と思い込むと、なかなか変化できません。
なぜなら、『できないことが、できるようになる』には、次のようなステップが必要になるからです。
それは、
◆(1)『失敗する』
◆(2)『学ぶ』
◆(3)『変化する』
この3つのステップが必要になります。
しかし、(1)の『失敗する』ステップがイヤなのです。
確かに、誰でも『失敗する』のはイヤな気持ちになります。
それでも、この3つのステップは、生まれてからずっと繰り返されて来ているのです。
ただ、残念なことに記憶がないので、実感できていないだけになります。
<例えば>
あなたが生まれた時は、ただ寝っ転がっていただけでしょう。
それが、ハイハイができるようになり、そのうち立てるようになります。
そして、歩くことができるようになるのです。
歩けるようになるまでの1年弱、この間にどれだけの失敗をして来たことでしょうか?
おそらく数えきれないくらいの失敗をしたことでしょう。
それでも、あきらめずに、その失敗から学び、変化して来たから、今に続いています。
これは、紛れもない事実です。
ところが、ある時、『失敗する』ことをイヤがり、『変化する』ことに躊躇してしまいます。
これは、『失敗が、恥ずかしいこと』という思いこみに原因があると考えます。
『できないことが、できるようになる』には、その人の能力や資質は、ほとんど関係ありません。
それよりも、『やるか、やらないか?』の決断と、『どれだけやり続けるか?』の継続が、重要です。
では、なぜ、『できない』と思い込むのでしょうか?
それは、次のように思い込むからです。
◆『できない』のは、『やり方が分からない』から
◆『やり方が分からない』のは、『やり方を知らない』から
しかし、例え、やり方を知ったとしても、行動できません。
それは、
◆『行動できない』のは、『自信がない』から
◆『自信がない』のは、『イメージできない』から
◆『イメージできない』のは、『周りにやり続けている人がいない』から
◆『周りにやり続けている人がいない』のは、『そんな環境がない』から
◆『そんな環境がない』のは、『そんな人がいる場所に行かない』から
こんな感じで、だから、『できない』と思い込むのです。
つまり、『できない』と思い込む2つのポイントは、
◆(A)『やり方を知らないから』
◆(B)『やり続けている人がいる所に、行かないから』です。
なので、『できるようになる』には、(A)の『やり方』を教えてあげれば解決します。
しかし、問題は(B)で、『やり続けている人がいる場所』を教えてあげたとしても、そこに『行かない』のです。
つまり、ここでも、『行くか、行かないか?』の『決断』が必要になります。
おそらく『覚悟』もしなければいけないので、恐くて行けないのでしょう。
そんな時は、『やり続けている人』が、逆に近づいてあげればいいのです。
そして、そのやり続けている姿を、ただ見せてあげましょう。
こうすることで、その人の『環境』が変わるのです。
そうすると、『できるイメージが湧きやすくなる』ので、行動するきっかけも出て来ます。
たったこれだけで、変化が実感できるのです。
人は誰でも変われます。
ただ、その実感がないだけなのです。
どうか、忘れていた赤ちゃんの頃の実感を、思い出してあげて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則