店頭看板の事例(歯科医院の超音波スケーラー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

歯科医院さんの『超音波スケーラー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

歯科医院さんが、シリーズで歯科医院の道具を紹介している店頭看板です。
 
今回は、『超音波スケーラー』になります。
 
歯ブラシでは、取れない歯茎の中の汚れまで落とせる優れものです。
 
しかし、ほとんどの人が知りません。
 
この辺りを少し加えてみたいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>まめ知歯記
>歯科医院の道具シリーズ
>超音波スケーラー
>(イラスト)
>歯ブラシではとれない
>汚れがとれるよ!
 
 
 
→まず、『歯ブラシは、虫歯や歯周病の予防に効果がある』と伝えます。
 
→しかし、『どんなに磨いても、それだけでは取り除くことができない』ことを気付かせなければいけません。
 
→そして、『そんな時は、超音波スケーラー』と、つなげて行きます。
 
→こうすることで、『へぇ~、そんなものがあるのか?』となって、お客さんに知ってもらうことができるでしょう。
 
→最後に、『どれくらいに一度すればいいのか?』の目安を伝えて、行動を促します。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(歯科医院の超音波スケーラー)
歯ブラシや歯間ブラシは、虫歯や歯
周病予防にとても効果があります。

しかし、どんなに磨いてもそれだけ
では、歯垢や歯石を取り除くことが
できません。

そんな時は、歯科医院の『超音波ス
ケーラー』、超音波の力で、歯ブラ
シでは取れ切れない歯茎の中の汚れ
をキレイに落とします。

4ヵ月~6ヵ月に一度が、大体のお
手入れの目安です。
『店名』『電話番号』『電話番号』




【今回のポイント】

→お客さんがよく知らないモノだけを伝えるのでなく、よく知っているモノと比較して伝えることが今回のポイントです。

→今回は、『歯ブラシや歯間ブラシ』との比較になります。
 
→そうすると、『歯ブラシや歯間ブラシ』でできることと、できないことを伝えることができるのです。
 
→そして、できないことを、『超音波スケーラー』というモノを使えば、できるようになりますよ。
 
→このように伝えると、『何となく、こんなことができるのだな』くらいは分かるので、理解しやすくなるのです。
 
→それと、『利用頻度』は大切で、大体の目安を伝えることで、行動しやすくなるでしょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則