店頭看板の事例(合鍵屋さんの合鍵) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

合鍵屋さんの『合鍵』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

合鍵屋さんが、メーカーさんから提供されたポスターを使って、『合鍵』をおすすめしている店頭看板です。
 
『合鍵できます』
 
なかなかいいポスターだと思います。
 
でも、折角なので、これを基に手書きの看板を作りたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>合鍵できます。
>断られた鍵
>他店で作れなかった鍵
>複製して合わなかった鍵
>お気軽にご相談下さい
>『メーカー名』
 
 
 
→『鍵のイラスト』と、『合鍵できます』という決め台詞が、とても目立ちます。
 
→この『〇〇できます』は、応用しやすい決め台詞です。
 
→一言で『何ができる』と分かるので、お客さんへ届きやすくなります。
 
→その後に、『断られた鍵』、『他店で作れなかった鍵』、『複製して合わなかった鍵』と、具体的な事例を示しているので、イメージもしやすいですね。
 
→『具体的な事例』を伝えることで、『こんなことで困っているあなたに』と、『誰に』もハッキリできるから届きやすいのでしょう。
 
→つまり、このポスターは、『誰に、何ができる』をシンプルに伝えているところがいいのです。
 
→これを踏まえて、手書きの看板にするにはどうすればいいのでしょうか?
 
→いいところは残して、足らないところを加えればいいのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(合鍵屋さんの合鍵)
合鍵を他店で断られた経験はありま
せんか?

実は、切り込みの精度が高い合鍵は
ヘタに作ると鍵が周りづらくなるだ
けでなく、鍵穴を壊してしまう恐れ
があるので、断られるのです。

当店は、専門のキーマシンと豊富な
経験により、どんな合鍵でもほぼ作
ることができます。

合鍵で困ったら、一度ご相談下さい
ね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→メーカーさんから送られて来るポスターを貼るだけでなく、それを基に手書きの看板を作ることが今回のポイントです。
 
→今回のように、いい内容のポスターは、少し付け加えるだけで作れてしまいます。
 
→手書きの看板の流れは、次の通りです。
 
→『こんな断られた経験はありませんか?』と、問い掛けます。
 
→『実は、こんな理由で断られるのです』と、プロの視点で伝えるのです。
 
→そうすると、断られた経験のあるお客さんは、『なるほど、そうだったのか』と納得します。
 
→また、そんな経験がないお客さんも、『このお店は、良さそうだな』と、感じることでしょう。
 
→このようにしておいて、『当店は、こんな方法により、合鍵できます』とつなげればいいのです。
 
→既存のポスターがあれば、それを基に一度考えてみて下さい。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則