店頭看板の事例(飲食店のから揚げ弁当) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

飲食店さんの『から揚げ弁当』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

飲食店さんが、『から揚げ弁当』をおすすめしている店頭看板です。
 
期日限定で、予告しています。
 
数量は書いていませんが数量限定で、『安さのみの訴え』です。
 
できれば、ここにちょっと『価値を付け加えたい』と思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>来る2/10(土)は、からあげ弁当を
>300円で提供いたします。
>数に限りがあります。
>店内にはアルコールもあります。
>是非おこし下さいませ
 
 
 
→では、『価値を付け加える』にはどうすればいいのでしょうか?
 
→この場合は、やっぱり、『から揚げ』ですね。
 
→例えば、『今、から揚げが大人気な訳とは?』と、価値を付け加えます。
 
→このように書き出せば、その訳を書くだけで、価値を付け加えることができるのです。
 
→なので、その訳を書きます。
 
→その後に、現状の看板の内容を書くというのはどうでしょうか?




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(飲食店のから揚げ弁当)
今、から揚げが大人気な訳とは?

家計に優しく、おかずに、おやつに
おつまみにと、色々な場面で手軽に
便利に食べられる一品だからです。

でも、イザ作るとなると手間がかか
り、後片付けも厄介なのが難点。

そんな、から揚げが入ったお弁当を
来る2/10(土)に300円で提
供します。

数に限りがありますのでお早めに!




【今回のポイント】

→単に商品名と価格の安さだけをお知らせするのでなく、『なぜ、から揚げなのか?』という価値を伝えるのが今回のポイントです。
 
→このように伝えると、『へぇ~、から揚げって、大人気なのか』、『そうそう、おかずにも、おつまみにもなるよな』、『確かに、作るとなると面倒だよな』、と感じてもらえれば、だんだんから揚げが食べたくなって来ます。
 
→なぜなら、このように感じている時は、頭の中でから揚げをイメージしているからです。
 
→しかも、から揚げは、クセになる食べ物でもあるので、一度イメージするとまた食べたくなってしまいます。
 
→このようなお膳立てをしておいて、『来る・・・』とすれば、その日に来てもらいやすくなるのです。
 


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則