こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
旅行代理店さんの『ビジネスクラスの旅』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
旅行代理店さんが、『ビジネスクラスの旅』をおすすめしている店頭看板です。
旅行代理店さんの『ビジネスクラスの旅』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
旅行代理店さんが、『ビジネスクラスの旅』をおすすめしている店頭看板です。
パンフレットを貼って、手書きで問い掛けています。
できれば、すべて手書きでお伝えしたいですね。
問い掛けの中に、『Cクラス(ビジネスクラス)で・・・』とありますが、どうして『ビジネスクラスの頭文字Bではなく、Cなのでしょうか?』
今回の看板では使いませんが、このように問い掛けてもいいですね。
これは、1970年代に登場した大型旅客機による大量輸送時代まで遡ります。
それまでは、『エコノミークラス』と『ファーストクラス』しか区分がありませんでしたが、海外旅行が大衆化して、『手ごろな価格のエコノミークラス』が増えて来て、『ファーストクラス』との間に価格の開きができてしまったからです。
そこで、『Clipper Class(クリッパークラス)』と言う新しいクラスを、その間に作りました。
このクラスを、出張や社用で利用するビジネスマンさんが増えて来たので、名称を『ビジネスクラス』と改められたという説が有力です。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>出発空港チェックインから空港到着時
>の手荷物受け取りまで、快適・優雅に
>ビジネスクラスで行く
>バンコク・ベトナム・香港・台北
>Cクラス(ビジネスクラス)
>ゆったり旅しませんか?
>台北 3日 86800円より
→手書き部分の『Cクラス(ビジネスクラス)で・・・』を、そのまま使います。
→この後に、『なぜ、ビジネスクラスを利用するのか?』、その理由を伝えるといいでしょう。
→できれば、『ベスト3』とか、『ベスト5』とかで、利用する理由を、お客さん目線でさりげなく紹介します。
→そうすると、『ビジネスクラスは、高いから』と、敬遠していたお客さんも、『こんな理由があるのなら、一度試してみようかな?』と、興味を持ってもらえるでしょう。
→それと、『商品名』の工夫が必要です。
→例えば、『ちょっと快適な台北の旅』というネーミングをつけると、先程の利用する理由の良さがイメージしやすくなります。
【変更後看板の文章】
〈例えば〉
◆店頭看板の事例(旅行代理店のビジネスクラスの旅)
Cクラス(ビジネスクラス)で、
ゆったり旅しませんか?
ビジネスを利用する理由ベスト5!
1位:シート幅が1.5倍と広い
2位:フルフラットシートが快適
3位:食事のグレードが高い
4位:搭乗時間までラウンジ利用可
5位:搭乗時・降機時が優先される
(利用されたお客さんの声より)
『ちょっと快適な台北の旅』
3日間 86800円より
その他楽しみ方等、詳しくは店内へ
ゆったり旅しませんか?
ビジネスを利用する理由ベスト5!
1位:シート幅が1.5倍と広い
2位:フルフラットシートが快適
3位:食事のグレードが高い
4位:搭乗時間までラウンジ利用可
5位:搭乗時・降機時が優先される
(利用されたお客さんの声より)
『ちょっと快適な台北の旅』
3日間 86800円より
その他楽しみ方等、詳しくは店内へ
【今回のポイント】
→単に、『Cクラス(ビジネスクラス)』のおすすめだけでなく、『なぜ、ビジネスクラスなのか?』、その理由を伝えることが今回のポイントです。
→しかも、その理由が、『実際に利用されたお客さんの声』であれば、よりイメージしやすくなりますね。
→このようなリアルな価値を伝えないと、価格だけが優先されて、『エコノミークラスでいいよ!』となりやすいです。
→しかし、リアルな価値を伝えると、『以前、エコノミークラスで乗った時は、〇〇が辛かったよな~』と不満な体験を思い出してくれます。
→しかし、リアルな価値を伝えると、『以前、エコノミークラスで乗った時は、〇〇が辛かったよな~』と不満な体験を思い出してくれます。
→そうなれば、アップグレードも簡単なのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則