こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
仕事をする時に、あなたは次のどちらを意識しているでしょうか?
◆(A)『このような生活をするために、お金を稼いでいる』
◆(B)『ただ単に生活するために、お金を稼いでいる』
もし、この2つだとしたら、あなたはどちらでしょうか?
この(A)と(B)とでは、言葉がちょっとだけ違っていますが、行動は全く違ってくるのです。
(A)の『このような生活をするために、お金を稼いでいる』の場合は、『このような生活がしたい』というゴールがハッキリ見えているので、『そのゴールのために、お金を稼いでいる』ことになります。
また、そのゴールが、『自分のための時』もあれば、『家族のための時』もあるでしょう。
どちらが強いゴールかと言えば、やっぱり、『家族のための時』ですね。
<例えば>
◆『夏休みに、家族で旅行に行くため』
◆『家族でキャンプに行く、ワンボックスカーを買うため』
◆『家族が一緒に住む、住宅を建てるため』
などのゴールや目的が考えられます。
家族の中には、このようなゴールや目的のために、一緒に『お金を稼いでくれる』人もいるかもしれませんが、大抵は、あなた一人に頼って生活している場合が多いでしょう。
だから、『家族のゴールのために、お金を稼ぐ』ので、なお一層ゴールが強くイメージして、達成のために行動しようとします。
一方の(B)の『ただ単に生活するために、お金を稼いでいる』の場合は、『目先の生活のためだけ』を考えていることが多いです。
先程の(A)の人のように、『ゴール』や『家族のために』という目的も曖昧になります。
曖昧ですから、目先の行動しかやりません。
すると、
◆『辛くて、イヤなことは、できるだけやらない』
◆『できないことを、無理してやらない』
◆『邪魔臭いこと、面倒臭いことは、先送りする』
など、自分にストレスを感じることを避けて通ります。
なぜなら、(B)の人が考える生活とは、現状の生活のことなので、将来の生活のことなど、全く関係ないからです。
むしろ、将来の生活のことを考えると、『辛くて、イヤなこと』などをやらなければいけないので、無意識に拒絶しているように感じます。
どうでしょうか?
◆(A)『このような生活をするために、お金を稼いでいる』
◆(B)『ただ単に生活するために、お金を稼いでいる』
この違いが、何となく感じて頂けたでしょうか?
つまり、(A)の人は、『ゴールや目的』のために、『お金を稼ぐ』手段として、仕事をしています。
それに比べて、(B)の人は、『お金を稼ぐ』手段を目的として、仕事をしてしまう傾向があるのです。
あなたは、(A)でしょうか?
それとも、(B)でしょうか?
もしも、(B)であったとしたら、次のような問い掛けに答えてみて下さい。
◆『もしも、お金が一杯あるとしたら、一番目にどんな生活がしたいですか?』
◆『もしも、それが無理ならば、二番目にどんな生活がしたいですか?』
◆『もしも、それが無理ならば、三番目にどんな生活がしたいですか?』
こんな感じで、順番に考えてみて、『何番目だけれど、こんな生活がしたい』と思えることがリアルにイメージできれば、『その生活のために、お金を稼いでいる』と、思ってもらえないでしょうか?
あなた自身が、『このような生活がしたい』とリアルに思えるようになれたら、お客さんの『このような生活がしたい』という気持ちが理解できるようになります。
理解できれば、やりたいことは違っても、達成したいことが共感できるはずです。
そうすると、あなたの行動がお客さんに支持されるようになって来ます。
そうなると、あなた自身も変わって来て、リアルにイメージした生活が、本当に手に入る可能性がぐ~んと近くなるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則