店頭看板の事例(整骨院の猫背矯正) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『猫背矯正』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

整骨院さんが、『猫背矯正のよかった事ベスト3』をお知らせしている店頭看板です。
 
この看板は、大きく分けて2種類の情報が書いてあります。

1つは、『何をする』です。
 
問題の解決策で、『ねこ背矯正』が、それにあたります。
 
もう1つは、『何ができる』です。
 
良い結果のことで、『ベスト3』が、書いてあります。
 
つまり、『何をする』は同じでも、『何ができる』は違うのです。
 
ということは、それを喜ぶ人である『誰に』も違って来ます。
 


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ねこ背矯正してよかった事Best3
>1.見映えが良くなり自信がついた
>2.代謝が上がりやせた
>3.肩こりがなくなった
 
 
 
→例えば、1.の『見映えが良くなり自信がついた』人は、誰でしょうか?
 
→ここをリアルに伝えると、イメージしやすくなるのでメッセージ性が強くなるのです。
 
→できれば、意外なターゲットの方が、インパクトが強くなるのでいいでしょう。
 
→今回は、『昔から猫背が気になっている挙式前の花嫁さん』にしました。
 
→どうでしょうか、結構意外でしょう。
 
→しかし、こうすることで、一気にイメージできてしまいませんか?
 
→念のために言っておきますと、この内容は、『挙式前の花嫁さん』だけに読ませたいのではありません。
 
→『自分自身は、花嫁さんではないけれど、猫背の気持ちは分かる』と、共感できる人に読ませたいのです。
 
→この共感できるかどうかが、とても大切になります。
 
→このようにして、『いつ、誰に、何をすると、何ができる』が決まったら、その流れを看板に書くのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院の猫背矯正)
昔から猫背が気になっている挙式前
の花嫁さんへ

人生で一番輝く瞬間も悪い姿勢のま
までいいのですか?

週2回1カ月間で、猫背が気になら
なくなりますよ!

背筋がシャンと伸びるとキレイなシ
ルエットが作れ、顔映えもよくなり
自信を持った振る舞いができること
でしょう。

『猫背だから仕方ない』とあきらめ
ないで、一度ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→問題の解決策で、良い結果が手に入ると伝えるだけでなく、それを、『誰が喜ぶのか?』をハッキリさせて、イメージしやすく伝えることが今回のポイントです。
 
→問題の解決策は同じでも、喜ぶ人により、良い結果が違います。
 
→なので、それぞれの喜ぶ人に向けて、メッセージを届けるのです。
 
→今回は、1.の『見映えが良くなり自信がついた』人でしたが、次回は、2.の『代謝が上がりやせた』人、その次は、3.の『肩こりがなくなった』人と伝えて行きます。
 
→そして、どの人に向けたメッセージが一番反応したのかで、伝え続ける内容を決めてもいいのです。
 
→折角、良い結果が3つもあるのですから、大切に伝えなければもったいないと思います。


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則