こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
以前のブログ記事、『 リスクとリターンの関係について 』で、『まだ起こっていない問題』であるリスクがあると、『行動することで、失敗したらどうしよう』と、失敗を恐れるから行動できないと書きました。
当然、行動できないと結果も出ないので、『良い結果』であるリターンにもつながりません。
リスクとリターンには、このような関係があると言いました。
このように、行動しなければいけないと分かっていても、行動できない人は多いです。
これは、行動した後の結果に対する対応策が、しっかりできていないことが原因であると考えます。
つまり、
◆(A)『良い結果が出た時は、どうすればよいのか?』
◆(B)『悪い結果が出た時は、どうすればいいのか?』
これさえ、しっかりできるとしたら、たとえ悪い結果になったとしても、不安や恐怖を感じることはありません。
では、どうすれがいいのでしょうか?
まず、(A)の『良い結果が出た時』の場合から、
『良い結果が出た』のだから、素直に喜べばいいのですが、それだけではもったいないと考えます。
なぜなら、『良い結果が出たのは、どんな行動をしたからなのか?』、その原因をハッキリさせないと、再現できないからです。
良い結果が出たら、『なぜ、良い結果になったのか?』
その原因をつかみましょう。
次に、(B)の『悪い結果が出た時』の場合は、どうすればいいのでしょうか?
多くの人が間違ってしまうのが、『悪い結果が出た時』も、『なぜ悪い結果になってしまったのか?』と、原因を探してしまうのです。
しかし、『悪い結果になったのは、こんな行動をしたからだ』、あるいは、『悪い結果になったのは、こんな行動をしなかったからだ』と、なったとしても、それがすぐに、『良い結果』になるとは限りません。
むしろ、余計に落ち込むだけで、『次は、頑張ります』と言うしかないでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか?
それは、『今回、悪い結果になったけど、この行動は、何のためにやっているのか?』と、その目的をハッキリさせるのです。
原因でなく、目的をハッキリさせます。
ひょっとしたら、『自分のためだけを考えて、行動していたのではないか?』、
もしそうであれば、『お客さんのために行動するとしたら、何をすれば喜ばれるだろうか?』と考えるのです。
そうすると、『良い結果』につながる行動が取りやすくなるでしょう。
ただ、いきなり『お客さんのために』と思えない人もいます。
そんな時は、もっともっと『自分のために』という目的をハッキリさせて行くのです。
そうすると、最後の最後は、やっぱり『お客さんのために、喜ばれることをしよう』に行き着くはずだと思います。
どうでしょうか?
『悪い結果』になったのは、目的をただ勘違いしていただけで、正しい目的がハッキリすれば、『良い結果』につながる行動ができるようになるでしょう。
ポイントは、
◆『良い結果が出たら、その原因をハッキリさせること』
◆『悪い結果が出たら、その目的をハッキリさせること』
これができると、行動した後の結果に対する対応策がしっかりできるようになるので、行動しなければいけない時に、行動できるようになるのです。
『悪い結果=目的の勘違い』
これが分かるだけでも、行動する価値があると思いませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則