店頭看板の事例(整骨院の美容鍼) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『美容鍼』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

整骨院さんが、『美容鍼』を紹介している店頭看板です。

『美容鍼』のことを、分かりやすく説明しています。

でも、『商品名』と、『商品の説明』だけでは、お客さんに伝わりにくいのです。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>美容鍼とは
>顔には使っていない筋肉や
>年れいによって鈍った筋肉があり
>鍼でツボを刺激する事で
>活性化するという根拠に
>もとづいたものです。
>鍼によって微細なキズが
>できる事によって再生しようとする力で
>肌再生やコラーゲン生成が促されます。



→『商品名』と『商品の説明』は大切です。

→しかし、それだけではお客さんに伝わりません。

→では、どうすればいいのでしょうか?

→これは、いつも言っていることなので、お分かりの方も多いでしょう。

→『その商品は、誰に必要なのか?』です。

→この『誰に必要なのか?』から始めないと、なかなか伝わりません。

→なぜなら、お客さんは、『商品そのものが欲しい』からではないからです。

→お客さんは、『その商品による結果が欲しい』から、その商品を購入します。

→では、『美容鍼による結果』とは、何でしょうか?

→ここも、沢山あると思います。

→なので、結果も絞るのです。

→例えば、『こんな結果になりたいあなたに』、『こんあ特徴の美容鍼を試してみませんか?』、こんな感じで呼び掛け、問い掛けると、興味を持ってもらえます。

→もちろん、全てのお客さんが興味を持ってはもらえません。

→しかし、それでもいいのです。

→今回は、『こんな特徴の商品で、こんなお客さんにおすすめする』、次回は、『違う特徴の商品で、違うお客さんにおすすめする』、これを繰り返します。

→後は、『商品の説明』をして、最後は行動を促すのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院の美容鍼)
むくみを解消して、キュッと引き締
まった小顔になりたいあなたに

今ハリウッドで大人気の『美容鍼』
を試してみませんか?

美容鍼の人気の理由は、高い安全性
と持続性の長さです。

鍼でツボを刺激し、微細なキズをつ
けることで、肌の再生能力を高めて
いきます。

新陳代謝が良くなるので肌質が内側
からキレイになるのが特徴です。

まずはこちらからご予約を!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『商品の説明』を中心にするのでなく、『その商品を必要としているお客さん』を中心に伝えることが今回のポイントです。

→文中で『今、ハリウッドで大人気』と書きました。

→これは、実際に『マドンナ』が、『美容鍼による小顔美容法を受けたこと』がメディアで報道され、瞬く間に全米で話題になったことからです。

→『美容鍼』は知らないけれど、『ハリウッド』は知っているという心理を使ったやり方をしています。

→それと、『人気の理由』も大切です。

→ここでは、『高い安全性』と、『持続性の長さ』をその理由にしています。

→実際、鍼の安全性は、WHO(世界保健機構)でも認められているのです。

→この辺りの内容は、店頭看板には書いていませんが、備え付けのパンフレットなどに書いて置くと、とても効果的になります。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則