店頭看板の事例(美容室の洗い流さないトリートメント) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『洗い流さないトリートメント』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

美容室さんが、髪のダメージケアに、『洗い流さないトリートメント』をおすすめしている店頭看板です。

知っている人には当たり前の『アウトバストリートメント』。

この言葉が分かった上で、『問題→原因→対策→結果』という流れを作っています。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>紫外線対策
>まだお肌だけですか?
>髪のダメージケア
>アウトバストリートメント UVカット
>出来ちゃいます。
>色もちUP



→『アウトバストリートメント』とは、文字通り、お風呂から出た後にトリートメントをする、『洗い流さないトリートメント』のことを言います。

→それに対して、『インバストリートメント』があり、これはお風呂の中でトリートメントする、『洗い流すトリートメント』です。

→この辺りの説明は、知っている人には不要になります。

→おそらく、美容室に通っているお客さんにとっても、そうなのでしょう。

→なので、現状の店頭看板が、『問題→原因→対策→結果』という流れができています。

→でも、もう少し説明を加えてハッキリさせたいですね。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室の洗い流さないトリートメント)
髪のダメージケア、どうされていま
すか?

髪は紫外線やドライヤーの熱、乾燥
などで傷つけられ、ごわごわ、パサ
パサになっています。

そんな時、『洗い流さないトリート
メント』がおすすめです。

洗い流さない分、髪に栄養を与えダ
メージを修復し、紫外線や熱、乾燥
から髪を守ります。

元気になった髪は、色もちもぐ~ん
といいですよ!

気になる方は『洗い流さないトリー
トメント』といってスタッフまで!




【今回のポイント】

→『アウトバストリートメント』という専門用語の意味を知っている人だけでなく、あまりよく知らない人にも伝えるように、『洗い流さないトリートメント』と伝わりやすい言葉にすることが今回のポイントです。

→そうしないと、せっかくのいい情報が受け入れてもらいなくなります。

→それではもったいないのです。

→美容師さんの間や情報に詳しいお客さんに分かることでも、知らないお客さんには全く通じません。

→なので、専門用語はできるだけ簡単で、分かりやすい言葉する必要があるのです。

→そして、少しでも興味を持ってもらえれば、『洗い流さないトリートメント』と言ってもらえるようにすれば、簡単に行動してもらえると思います。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則