こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
少し前のブログ記事、『 上手く行った事例を生かすコツ 』で、上手く行った事例を生かすコツは、自分流にアレンジせず、『そのまま真似ること』と書きました。
しかし、もしも自分流にアレンジするのなら、『行動する→失敗する→改善する』、この繰り返しを行って、『上手く行くやり方』を見つけ出せばいいとも言いました。
では、何回、『行動する→失敗する→改善する』を繰り返せばいいのでしょうか?
乱暴な言い方をすれば、上手く行くまでです。
実際に良い結果につながるまで、何回も繰り返します。
例えば、それが、1回で100%変わるのなら、1回でいいのです。
しかし、1回で50%しか変わらなければ、2回必要になります。
もしも、1回で20%なら5回繰り返せば、良い結果に変えることができるのです。
このように、1回で何%変えられるのかがハッキリ分かっていればいいのですが、実際は何回繰り返せばいいのか分かりません。
なので、『そんなやり方はできない』となります。
例えば、『行動する→失敗する→改善する』を5回繰り返せば、良い結果につながりますよ!
と言われても、『そんな5回も失敗するようなやり方はできない』と思うのは、当然かもしれません。
だから、自分流にアレンジせずに、『そのまま真似すること』をおすすめしています。
理由は、1回で100%変えることができるからです。
どうでしょうか?
それでも、ここで言い訳が出ます。
例えば、
◆『今は忙しい』
◆『そこまで頑張らなくてもいい』
◆『スタッフさんに負担がかかる』など
できない理由を探して、後回しにしてしまいます。
だから、行動できません。
また、例え、行動したとしても、自分がやりやすいようにアレンジしてしまいます。
アレンジすると、先程も言ったように、1回で上手く行かないので1回失敗した時点で、『やっぱりダメだ』と落ち込んであきらめてしまうことが多いです。
また、自分が失敗しなくても、誰かが失敗するのを見てしまうと、自分も失敗したくないので不安を感じて、『自分は無理だ』と、行動する前からあきらめてしまう人もいます。
しかし、これは逆も言えて、自分以外の人が『上手く行くやり方を、そのまま真似て、良い結果を出した』としたら、『自分もできそう』となって、『上手く行くやり方を、そのまま真似る』人が増えてくるのです。
こうなると、お店全体が変わり出します。
そもそも、『人は失敗すること』を恐れます。
それは、『失敗することは、良くないこと』と勘違いしているからです。
しかし、実際は、失敗しなければ、次の改善がないので、良い結果につながらないため、『失敗することは、良いこと』になります。
また、人は何らかのプライドがあって、そのプライドが傷つくのをイヤがり、失敗を恐れるのです。
これは、プライドの高い人ほど本能に近いものがあるので、失敗したら落ち込むのは当然なのかもしれません。
しかし、それでは何の解決もしないのです。
そうならないために、『失敗してもいいじゃないか』、『また違うやり方を試せば、必ず上手く行く』と信じることが大切だと考えます。
そして、『上手く行くまで、やり続けよう』と覚悟を決めた時、不思議と上手く行くようになるのです。
お店の売上げを上げる一番簡単なやり方は、『上手く行った事例を生かすこと』になります。
『上手く行った事例は、言わばお店の財産』です。
どうかこのことに気付いて、『お店の財産』を上手く生かしてあげて下さい。
そのために、『あなたのお店で、今、どんな上手く行った事例があるのか?』をハッキリさせることから始めて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則