店頭看板の事例(歯科医院の歯の数) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

歯科医院さんの『歯の数』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 
 
 

【コメント】

歯科医院さんが、『歯の数と食べられる物』をお知らせしている店頭看板です。

なかなか面白いお知らせだと思います。

『そうだよね、歯が少ないと食べられないよね』と、思う人も多いでしょう。

さらに、『食べても、美味しくない』という情報も入れたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>まめ知歯記
>歯の数と食べれる物
>◆18~28歯
>たくあん、いか、フランスパン
>◆6~17歯
>豚肉、レンコン、せんべい
>◆0~5歯
>バナナ、うどん
>歯がへると食べれるもの
>もへります。たくさん歯
>を残しましょう!
>『店名』



→親知らずを除く永久歯の本数は、28本です。

→それが、どんどん減って来たら困ります。

→現状の看板のように、『食べられる物』も限られて来ますが、それ以上に、『食べても美味しい』と感じなくなる方がもっとイヤですね。

→そこで、『毎日の食事が美味しいと感じる歯の本数は、何本かご存知ですか?』と、クイズ形式にして、問い掛けてみましょう。

→次に、答えを伝えます。

→そして、『逆に、美味しくないと感じるのは何本なのか?』もお知らせしましょう。

→このように感じ方を刺激する方が、興味を持ってもらえます。

→なぜなら、『毎日の食事を美味しく食べたい』からです。

→感じ方を刺激した後に、『歯の本数による食べられる物の目安』お知らせします。

→最後は、『しっかり歯のケアをしましょうね』と、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(歯科医院の歯の数)
毎日の食事が美味しいと感じる歯の
本数は、何本かご存知ですか?

答えは、正常な歯が20本以上!
逆に、11本以下になると美味しく
ないと感じてしまいます。

また歯の本数による食べられる物は
◆28本~18本
たくあん、いか、フランスパン
◆17本~6本
豚肉、レンコン、せんべい
◆5本~0本
バナナ、うどん

毎日の食事が美味しいと感じられる
ように、しっかりと歯のケアをしま
しょうね!
『店名』『電話番号』




【今回のポイント】

→『何が食べられるのか?』と、歯の数と食べられる物をお知らせする前に、『食べても美味しいと感じられる本数は?』と、感情を刺激することが今回のポイントです。

→このようにクイズにすることで、考えてもらいやすくなります。

→その後に、『何が食べられるのか?』、歯の本数と食べられる物をお知らせすれば、より効果的ですね。

→それと、最後の『沢山の歯を残しましょう』とするよりも、ここでも『毎日の食事が美味しいと感じられるように、しっかりと歯のケアをしましょう』と感情を刺激する方が、行動を促しやすいと思います。


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則